北海道・赤平市

赤平は明治24年に最初の開拓が始まり、昭和29年7月に道内18番目の市となりました。

昔は炭鉱の街として賑わいましたが、時代の流れと共に石炭産業は衰退し、平成6年には最後の一山が閉山、赤平の「石炭の歴史」に幕を下ろしました。今でも「立坑」「ズリ山」として当時の佇まいを見ることが出来ます。現在では本州から進出してきた小さなものづくり企業が市内に点在し「ものづくりの街」として新たに歩んでいます。街は山と山の狭間に長く広がっていて、中央に雄大な空知川が流れ、入植当時はその川沿いに一つ、また一つと集落が作られていきました。自然に囲まれ、ひっそりと静かな時間が流れる赤平の地は、ものづくりにとても適した環境です。

赤平・冬

いたがきも1982年の創業当時は小さな工房で、わずかな職人と革製品を作って販売していました。

やがて赤平出身の方からのご縁をきっかけに、JR北海道の北斗星キーホルダーに採用されるなど、人から人へと繋がれて1988年には旧社屋の横にお客様をお迎えする為のショールームを、そして札幌、新千歳空港、東京、京都に多くの方に商品を見ていただける直営店を構える事ができました。

森といたがき

2008年の創立25周年を機に本社屋を新築し、同時にオープンした本店ショールームは開放感あふれる半円形の吹き抜けと、温かい木のぬくもりに包まれた北海道らしい空間をイメージして作られています。

また「遠くからお越しいただく皆様に美味しいコーヒーを」と、創業者 板垣英三の念願だったカフェも併設。2021年春にはウッドデッキだった部分を新たに拡張し、より広いカフェスペースへと生まれ変わりました。明るくゆったりとしたカフェの大きな窓からは、四季を通して赤平の長閑な田園風景を眺めていただけます。