熟練の技 思いを込めた鞄づくり

創業者 板垣英三は、2019年7月11日永眠いたしました。

皆様の生前のご厚誼を謹んで深謝いたします。

板垣英三は、平成三十年春の叙勲において『旭日単光章』を受章。

ひとえに長年にわたる皆様のご支援、ご鞭撻の賜物でございました。

心より感謝申し上げますとともに謹んでご報告申し上げます。

創業者 板垣英三

1935年10月2日横浜で生まれる。15歳で東京下町の鞄職人「八木廉太郎」に師事。以来、鞄づくり一筋に歩む。1976年 北海道に移り住む。

1982年10月2日「株式会社いたがき」を創業。確かな技術に裏付けられた職人魂をもって、「いたがきの鞄づくり」を続けた。2019年7月11日永眠(享年85歳)

創業社長 板垣英三

『北の鞄ものがたり〜いたがきの職人魂

北室 かず子 著

鞄いたがきの創業者板垣英三が15歳にしてこの道に入った丁稚時代は戦後間もなくの動乱期、株式会社いたがきを創業した1982年は高度経済成長の真っただ中。そして今、時代は大きな変革を遂げ市場経済も慢性化し、メイドインジャパンの国際化に見られるように、ものづくり文化への関心や価値が高まる一方で、技術者不足や人口の減少が社会的にも大きな課題となっています。

創業者 板垣英三は2019年7月11日に84年の生涯に幕を下ろしました。70年にわたり鞄づくり一筋に生きてきたその生涯と、移り変わる時代背景から、ものづくりとは何か、タンニンなめしの革について、そしてこれからの可能性を考えていくきっかけになるように、存命中の貴重な時間に何度もインタビューを重ねて、北室かず子さんにまとめていただいた本が、2018年10月に北海道新聞社から出版されました。ぜひご一読いただければ幸いです。