作り手と使い手であるお客様との橋渡し役を日々務めています。
タンニンなめしの革の製品に囲まれて、ものづくりの神髄をお伝えしながら
自分自身の知識も深まり、革のプロになれるように日々精進しています。
“いたがき”の魅力
弊社の販売においてマニュアルは存在しません。人口1万人に満たない赤平市で職人が作る製品を、その素材や製法、製品誕生の経緯に自身がいかに深く入り込んでストーリー展開をしてお客様にご提案ができるか。そのために私が入社してすぐに実施したことは、製品を作る職人・製品を長く愛用してきた顧客様の双方に“いたがき"の魅力を聴いたこと。そして本社倉庫にある製品をとにかく方端から触ったことです。
自分で製品に触れ、浮かんだ「?」をお客様や作り手との会話で一つずつクリアにし、人に聴くことで得られる物語が、今の私の販売現場での礎となっています。
販売員にしか得られない感動
各直営店や全国の出張販売にも従事させて頂くことで、北海道内だけではなく全国津々浦々のお客様のお話を伺えます。年に1度の出張販売時に必ずメンテナンスに愛用品をお持ちくださる方や、ずっとご検討頂いたお鞄を数年越しに購入される方、ご両親が愛用していた品を引継ぎお手入れ方法を聴きに来てくださる方など、販売した製品がその後どのように使われているかを目の当たりにできるという点は、対面販売の販売員にしか得られない感動です。
自分発信で仕事する
入社5年目から、店長として愛知県にある中部国際空港内のセントレア店を任されています。新店舗の立ち上げという経験や国際空港での店舗運営など、自分発信で仕事をすることも増え、販売現場に留まらず製造現場や管理現場と意見交換をしながら一つのカタチを作っていく楽しさや難しさも感じます。
今の目標は弊社の一番のこだわりである“タンニンなめし"という、語ることのできる素材を少しでも多くの方に知って頂き、創業者の板垣英三が口にしていた「人生の伴侶となる鞄」を一人でも多くのお客様との間にご縁を作れる環境を、若いスタッフと共に作っていく事です。