天然素材の特徴について
鞄いたがきのタンニンなめし革は、素材の良さを感じていただけるように表面の仕上げを極力控えているので、革本来の表情も隠されることなく自然な風合いとして残されています。
皮をなめす熟練タンナーの目で選別し仕上げられた上質な革を、各アイテムのパーツごとに最も適した部位を職人が見極める作業を繰り返しています。
例えば表には傷が目立たないものを、後ろや裏のパーツ、特に酷使される部分には革の見た目よりも、皮下繊維の耐久性や柔軟性が優れているかを重視します。それぞれの良さを製品にきちんと生かすこと、そして皮を提供してくれた生き物に感謝をして、できる限り無駄のないように革を使い切る努力をしています。
傷跡
トラ目(繊維の筋)
血筋
凹み
その他
革表面に稀にある黒ずみは、カビや汚れではなく、革をなめす工程中に鉄粉などが付着し、タンニンと結合してできたものです。革の品質に影響は無く、問題なくお使いいただけるものです。
革製品についての注意点
- 染色している素材のため、摩擦や汗・水濡れにより、色落ち・色移りすることがあります。
- 革は水に弱く、濡れた箇所がシミになる恐れがあります。
- 防水スプレーの過度な使用は、革の表面を固くし、革本来の良さが損なわれてしまう可能性があります。