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鞄いたがき こぼれ話

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  • 2009
  • 03/28
  • 8:47AM

イベント販売

いたがきは作った鞄をできるだけ作った人間が販売する、作り手と使う方が直接対話できる関係を理想としています。そうすることによって大量生産になることを防ぎ、心を込めて作ることができる適量を知ることができる、そして使う方の要望や世の中のニーズを自らが新鮮に感じることで、素直に物作りに反映させていくことができると考えています。全国各地で行っているイベント販売はその考えのもとになっています。

今、私は仙台にいます。すごい職人さんたちが一堂に会する仙台藤崎さんの職人展に出展させていただいています。今日と明日は弊社社長の応援をもらい、2日間久しぶりに一緒に販売にあたります。お近くにお住まいの方、お時間がありましたらご愛用の鞄を持ってぜひお越しください。板垣英三があなたの鞄をお手入れいたします。

投稿者:板垣 江美

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  • 2009
  • 03/21
  • 8:13PM

タンニンなめしの革

「いたがき」が使い続けているタンニンなめしの革を知るには、使って馴染んでいくその過程を実感するのが一番です。タンニンなめしというのは古来からのなめし方法で、馬の鞍や自転車のサドル、靴の底などは典型的なタンニンなめしの厚くて硬い革で作られています。革は本来硬いもの、使って触れて手入れをしていくうちにだんだん馴染んで柔らかくなるその過程は人の人生とも重なるように思います。長く使っていくうちに、長く付き合っていくうちになくてはならない人、なくてはならないものになり、その良さはかけがえのないものにかわっていきます。「いたがき」の赤平本店に昨年、ご寄贈いただいた27年前の創業当時に父と母で手がけた鞄が展示されています。大事に使っていていただいたのでしょう、過ぎ去った時間を感じさせないほど損傷もなくいい状態で保管されています。必見の価値ある素晴らしい鞄です。寄贈してくださった方のお気持ちに恥じないようにいつも励みにしていきたいと思っています。改めましてありがとうございます。

投稿者:板垣 江美

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  • 2009
  • 03/14
  • 3:24PM

トートバッグの誕生

桜前線は福岡のあたりと聞きました。3月半ばになり少しずつ春を感じるこの頃でしょうか? いたがきでは「新生活フェア」と称してこの時期、ビジネス鞄を紹介していますが、その中のひとつ「トートバッグ」誕生のいきさつをご紹介します。今では多くの男性にもご利用いただいていますが、当初主婦の方々から女性雑誌が入る、ちょっとよそ行きのバッグがあったらいい…というご要望がきっかけでした。普段着のトートバッグは便利だけど中が見えちゃうのも困る、そんな話も参考に当時流行のnonnoやananの雑誌が入るサイズ、まちは主婦の方用に広めにとり、決め手はフタを付けることにして初めて自分で試作をしてみました。ハンドルの取り付け位置は、革に負担がかからない、自然な持ちやすい角度にして、同世代の妹から小さくても外にポケットは付けたほうが良いとアドバイスをもらい、この小さなポケットは付けて大正解!そして1992年の秋にデビューしました。それから17年間、今でも幅広く多くの方にご愛用いただきとても嬉しく思っています。お買い物や一泊ぐらいの旅行、A4サイズの書類も入るのでお仕事にも重宝です。   http://www.itagaki.co.jp/products/tote.html

投稿者:板垣 江美

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  • 2009
  • 03/08
  • 6:01AM

鞄のいたがき

一昨年ようやくロゴというものを作りました。「鞄 いたがき」という響きはとても懐かしいもので、創業して5年目ぐらいに、北海道赤平の国道38号線を通る人たちに何屋か問われることが多くなり、私の高校時代の恩師で滝川在住の書道家 足利晃洋先生に無心して、得意の隷書で「鞄」という文字を書いていただき、その文字を大きく看板にして国道沿いに立てました。それでようやく鞄屋だとわかっていただけるようになりました。この文字には当時の昔懐かし深い思い出があるのです。ロゴマークというのはどんな会社か一目でわかるためのものだということで決めるときにはたいへん試行錯誤しました。社員全員も巻き添えにして意見を募りました。ドイツ人である私の夫の家族や友人にも相談したところ、漢字はもしかするとマーク以上にマークの役割を果たすよ! いつかこの漢字を見れば鞄屋だとinternationalになる日が来ることを祈るよ!と皆で乾杯までしてもらい、何だか色々と長ーい道のりを経てこのロゴマークに辿り着きました。麻布十番店の入り口の外壁に付いている銅板のプレートの鞄という文字はオリジナルで20年前に制作したものです。

投稿者:板垣 江美

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  • 2009
  • 03/01
  • 11:34PM

クラシック音楽

毎週末にブログを更新するのを目標にしていますが、今日はだいぶ遅い時間になってしまいました。今日は社長、板垣英三の最近の言葉を紹介します。いたがきの鞄は音楽に例えると「クラシック音楽」だという話を最近事あるごとにしています。今になって作るところが少なくなってしまったのでいたがきの鞄をもの珍しく感じる人はが多いかもしれませんが、社長が若いころ、丁稚奉公をしていたころは誰でも当たり前に作っていた技法のようです。クラシック音楽は当時まだエンジンで走る車がなくて馬がエンジンの代わりで馬車で移動していた頃に生まれた音楽で、風の音や小鳥のさえずり、小川のせせらぎなどの自然界の動きをを楽器の音色を駆使して素晴らしいメロディに仕立てています。 車で走るのと馬車を走らせる違いは動力で縫うミシンと手縫いの違いによく似ています。 クラシック音楽には心を洗い流してくれるシャワー効果があるように思いますが、「いたがき」のタンニンなめしの鞄にも昔懐かしいたたずまいと頑丈で壊しても壊れない強さがあり、働く人のなくてはならない持ち物であり続けたいと思います。

投稿者:板垣 江美

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  • 2009
  • 02/22
  • 9:05PM

テレビ取材

今こちら北海道の赤平はしんしんと雪が降っています。今週末の北海道はかなり荒れ模様で、移動中の方々は大変な思いをされたかもしれません。そんな中多くの方が「いたがき」のお店にご来店いただきましたようでありがとうございます。18日(水)午後のHTB北海道テレビの番組で「いたがき」をご紹介いただきました。北海道の田舎で年も忘れてコツコツ鞄作りに精を出している人がいますよ!みんな頑張れば北海道はどんどん良くなりますよ!と ~北海道を応援しよう~ ということが番組の主旨でありました。ご覧になった方々がきっとお店に足を運んでくれたのだと思います。北海道は母なる大地が有する大自然の宝庫です。人が感じる美しい自然がすぐ隣にあります。そんな北海道で物作りができることはとても恵まれています。「いたがき」の鞄作りを通して北海道の若い方たちがしっかり生きていけるようになれると素晴らしいと思います。取材を通して番組を制作してくださったスッタフの皆様の心意気を感じることができました。 フレーフレー北海道! これからもがんばりましょう。

投稿者:板垣 江美

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  • 2009
  • 02/15
  • 7:19PM

お客様との出会い

今週末は札幌で開催されたBPWという働く女性が集い活動している団体の全国大会で「いたがき」の製品を展示販売させていただきました。全国から集まったとても生き生きとした快活な女性たち、お迎えした空模様は残念ながら北海道のふわふわのパウダースノウとうまくはいきませんでしたが、大会の記念にご注文をいただいてお作りした革のコスターを皆さん喜んでお受け取り下さいました。   BPWの皆様、遠路はるばる北海道にようこそお越しくださいました。

出張販売では色々な方にお会いできいつも楽しみにしていますが、今回は「いたがき」ファンを自称してくださる方までいらしてうれしくなりました。どこかで誰かに鞄を買っていただき、その方がまたお知り合いに紹介してくださる… そんな繰り返しをしているうちに気がついてみると昔よりたくさんの方が「知ってるよ。使ってるよ」と言ってくださるようになりました。街の中で「いたがき」の鞄を持っている人を見ると他人という気がしないよね、そんな会話をいつもスタッフとしています。重くてかたくて高い「いたがき」の鞄をご愛用いただいてありがとうございます!と心の中で声をかけています。一人社長の板垣英三はとても度胸がよく時々お声をかけているようです。

投稿者:板垣 江美

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  • 2009
  • 02/07
  • 6:30PM

ホットニュース

皆様ご機嫌いかがですか? 
全国的にインフルエンザが大流行しているようですので、うがいと手洗いで予防に心掛けましょう。社内でもめずらしくダウンしている人が何人かいます。一日も早く元気になるように祈っています。
 この度のホームページのリニューアルにおいては、いたがきの立場になって考えてくださる方々の後押しがあってようやくこぎ着けることができました。ご覧になる方に見やすくわかりやすい出来上がりになっていればうれしく思います。私は創業して2年目から「いたがき」で仕事をさせていただいていますが、《タンニンなめしの革》がこんなにも丈夫で温かい素材だということを今更ながら実感する毎日です。本当によいものは時間をかけて体感してはじめて認識できるもの。今まで「いたがき」を通して経験した色々な出来事、製品が生まれたいきさつなどなど、そして忘れてはならない多くの人との出会いや感動した思いなどを「いたがき物語」としてお伝えしていきたいと思っています。
今日は「いたがき」ブログをのぞいていただいた方へ ちょっとホットなニュースです。
只今大丸札幌店2階ハンドバッグ売り場で開催中の「いたがきフェア」に明日一日ですが、弊社社長が会場で皆様をお迎えいたします。お近くにお住まいの方、お時間がございましたらぜひお出掛けください。スタッフとともにお待ちしています。

投稿者:板垣 江美

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  • 2009
  • 02/04
  • 8:06AM

いたがきのブログ 初日です。

はじめまして。いたがきの鞄をお持ちの方は毎日頑張ってお仕事に、勉学に、家事に励まれている方がきっと多いと思います。 いたがきで働いている人たちも気真面目な頑張り屋さんが多いです。北海道赤平に創業して26年になりますが、なぜ赤平だったのか? 天の導くがままに…という感じでしょうか。 冬は雪が多くてしばれます。当時は石炭ストーブを焚いて寒さをしのいでいましたので、冬の寒さは本当に格別でした。ルンペンストーブとも言うそうですが燃えているときは制限なく煙突も赤々とするくらい火力があるのにあっという間に消えてしまう、凍えるほど寒い中、外の石炭小屋に行って石炭を運んできてまた焚いて、その繰り返しでした。今は現代技術を結集して建てられた素晴らしい「エコガーデンファクトリー」が建っているこの場所で「いたがき」は産声を上げました。

投稿者:板垣 江美

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  • 2008
  • 08/01
  • 1:19PM

2008年8月

いつもと変わらない、夕方の風景。
違うのは、新しい社屋の屋上緑化越しでの風景となるところ。
8月ですが、日が落ちてくるとひんやりとしてきます。
空の感じも秋の訪れを感じてしまいます。

2008年8月

投稿者:企画部

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