鞄いたがき こぼれ話

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  • 2009
  • 07/11
  • 4:09PM

羽原コレクション

羽原コレクションは羽原正吉さんが創業した会社で、羽原さんは板垣英三の自他ともに認める一番弟子、羽原さんなくしていたがきは語れないほど貢献してくれた人です。多くの人に慕われ、人並み外れた根性の持ち主で、厳しさと優しさがバランスよく共存していた親分肌、。タンニンなめしの革がまだまだ知られていない頃、どん底の時代を共に耐えたくれた人で、160番のお財布をはじめ、小物のほとんどは羽原さんが手掛けてくれたものですが、その製品に満足している人がいかに多いことか… そういう人に会うと羽原さんに直接会ってほしくなります。羽原さんが亡くなって6年目の夏を迎えますが、今は奥様を中心に後継者たちが頑張って、羽原コレクションを切り盛りしています。創業当時のことを忘れずに末永く存続してほしいと心から願っています。

投稿者:板垣 江美

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  • 2009
  • 07/04
  • 9:57AM

HBCラジオのバスツアー

本日、HBCラジオの企画で札幌から赤平にくるバスツアーがあります。応募して抽選で選ばれた皆さん今頃丁度、赤平に向かうバスの中、桜井アナウンサーと楽しいひと時をお過ごしのことと思います。蘭の花を栽培している赤平オーキットさんを見学し、赤平のマドンナ! 植村真美さんが営む「幌岡倉庫」に立ち寄って、「いたがき」にお越しいただき、弊社社長 板垣英三といたがきの代表作の鞍ショルダーをデザインされた鞄博士 長井先生とのトークショーやものづくり体験を企画しています。ガーデンエコファクトリーが完成した記念に昨年初めて行い、今年で2回目ですが、夏のお祭りとして毎年続けていきたいと思っています。ラジオは何かをしながら聞ける便利さがあり、驚くほど多くの方が毎日お仕事の傍ら聞いているようです。感化されてスイッチオンしてみると…人情味のあるパーソナリティの話は心のマッサージ的効果もあり、忘れがちな古き良きものの有難味…改めて感じいりました。

投稿者:板垣 江美

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  • 2009
  • 06/28
  • 9:47AM

特注品

先週の週末、麻布十番店でオーダー受注会を行いました。定番品にはないサイズやペットボトル用のポケットを付けるなど、いたがきの製品を使ったことのある方のプラスαの小さなご希望にはお応えしていきたいと思います。定番品の型を使える仕様や似たような製品を作るときに一緒に作るなどして、組み合わせることで価格を通常の特注品より抑えることも可能ですが、100%ご希望をお聞きする特注になると、職人一人が鞄1本を型紙裁ちから完成まで1週間から10日はかかりますので、最低でも通常価格の3倍にはなってしまいます。またほかのお店で作られているものと同じもの、ケリータイプの鞄などをご希望されるケースもありますが、真似をすることは本意ではないのでご容赦いただいています。一人のお客様の希望から生まれた鞄が製品化されることもあり、製品について作り手と使い手がコミュニケーションを交わすことができるオーダー受注会、これからは各お店で年に2回ぐらい企画したいと思います。

投稿者:板垣 江美

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  • 2009
  • 06/21
  • 8:40AM

適正年齢?

先週の投稿に続き、職について考えてみたいと思います。1950年以前は徒弟制度という基盤の中で、私の父のように15歳から丁稚奉公を始めることができました。今はその時期、学校で勉強することに重きがおかれ、職を考える、職に触れる機会が少なく、先の学校に行くことが目的になってしまっているケースが多いように思いますが、7歳で学ぶことを始め、10歳で学ぶことに慣れ、競争意識も芽生える。個人差はありますが、12歳ぐらいから身体も大人になる準備を始め、15,6歳で思春期を迎える。この思春期という時期は、それまでの家族や親の行動を中心に成り立つ守られた環境から抜け出し、自分の意志や行動を通じて外部の人に触れていく、その中で自己防衛本能に気づいたり、自分自身を見つめるきっかけを得る、自己啓発のスタートラインに立つ大切な時期です。この時期に自分の力で生計を立てることを身体で学ぶことが、バランスよく大人になる準備になると思います。

投稿者:板垣 江美

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  • 2009
  • 06/20
  • 9:22AM

麻布十番店でお待ちしています!

おはようございます! 今日は6月20日(土)、弊社社長の板垣英三が久しぶりに麻布十番店に終日つめています。空模様も1日良好のようです。お時間ございましたらぜひお越しくださいませ。スタッフと共にお待ちいたしております。

投稿者:板垣 江美

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  • 2009
  • 06/14
  • 8:16PM

丁稚奉公

丁稚奉公というと懐かしい響きがする言葉になってしまい、どの業種でも丁稚奉公を経験した現役は今はもうわずかで、経験者の話が聞ける機会は少ないのですが、物作りに関わっていると15歳から職を学ぶということは心身ともに理想的な年齢ではないかと思います。いたがきの中では社長との雑談や朝礼の中で、当時の話を聞く機会があります。初めの3ヶ月は親方とは全く口を聞いてもらえなかったこと、鞄作りというよりはお掃除、洗濯、仕事場の準備等、現場の秩序や順序をまず体に叩き込まれる。待っていても手取り足取り教えてくれるわけではない、全てがわからず辛いことだらけ、でもそうして仕事をいただけた時にはものすごく嬉しくて、必死でやったそうです。職は与えてもらうものではなく自らが克ち得るということを15歳の若さで体得する。大人になるスタート地点に立った年齢だからこそできる、また独り立ちする準備として克服しなければならない、話を聞いていると丁稚奉公という経験が神聖な儀式のように思えてきます。 …次回に続く

投稿者:板垣 江美

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  • 2009
  • 06/07
  • 6:22PM

JR北斗星グッズ

東京のJR上野駅と札幌駅を結んでいる夜行寝台特急「北斗星」をご存知でしょうか?20年ほど前の青函トンネル開通と同時にデビューした知る人ぞ知るブルーの車体の寝台列車で、ロイヤル(A寝台1人用個室)、ツインデラックス(A寝台2人用個室)、デュエット(B個室・2人用)、ソロ(B個室・1人用)と個室があり、その個室のルームキーをいたがきで制作しています。当時乗車の記念に購入希望が殺到し、列車の中でのみ販売する北斗星グッズが生まれ、その中のオリジナルキーホルダー2種類と小銭入れもいたがきで作らせていただいています。当時からずーと車掌さんが販売されていて、数に限りもあり、息の長ーい人気商品になっています。ブルートレイン「北斗星」でロマンティックな気分を味わいながら、一度夏の北海道へいらしてみませんか…? 詳しくはJR北海道北斗星www.jrhokkaido.co.jp/train/tr017_01.html グッズについてはwww.hokutosei.net/html/をご覧ください。

投稿者:板垣 江美

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  • 2009
  • 05/31
  • 3:03PM

未公開品

赤平本社の開発室には未公開のサンプル品が所狭しと並んでいます。お客様からの要望を形にしたもの、A4など定形サイズに合わせた定番品のサイズ違い、社長が昔手がけていた鞄などなど… ただご紹介できるアイテムの数にはどうしても限りがあり、なかなかお披露目の機会がなく残念に思っていましたが、明日から始まる六月の1ヶ月、東京麻布十番店のリニューアル二周年記念フェア開催中に数点ですが展示することになりました。すぐにご注文を承ることはできませんが、ご覧いただいて想像を豊かにしていただくことはできると思います。完成品ではありませんので、皆様からのご意見をもとにして新作に結び付けられればいいと思っています。6月20日(土)21日(日)の2日間はオーダー品受注会を開催しますので、いたがきの製品の馴染みのお客様で定番品以外にオーダー品をご希望の方、この機会に是非ご来店をお待ちしています。詳しくはhttp://www.itagaki.co.jp/events/event_chokuei.html

投稿者:板垣 江美

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  • 2009
  • 05/25
  • 6:39AM

ドイツ旅行

日が長くなるこの季節のいい時期に、私の両親と伯父夫妻にドイツ国内を案内する大役を仰せつかり、フランクフルトを出発してロマンティック街道を経てローテンブルグ―フュッセン―ミュンヘンと回り、只今ドイツのケルンに滞在中です。明日は12時間に及ぶライン川下りに初挑戦します。いづれドイツ旅行記にしてご紹介できればいいなと思っていますので楽しみにしていてください。私は結婚を機にドイツに住み始め、時間のたつのは速いものでもう16年になります。今は仕事の関係で赤平―東京―ドイツを行ったり来たりの渡り鳥生活をしていますが、ドイツを含めヨーロッパは革製品はもちろん革や金具、ミシン等々関係する産業が地域に根付いていますので、色々と参考になることが多く、勉強にもなります。今回の旅行を機会に、少しずつ私が体感するドイツについてもご紹介できるように心がけていきたいと思います。ちなみにこちらはまだ24日日曜日の夜、サマータイムで日本と7時間の時差があります。

投稿者:板垣 江美

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  • 2009
  • 05/17
  • 3:58PM

商品開発

「いたがき」の商品開発の基本は発案者と作り手の間にプロとして対等な意見交換が行われること、素材を第一優先に考えること、使いやすく丈夫で長持ちする構造であることです。今の時代、何故かデザイナーがもてはやされてしまい、作り手は陰の存在になってしまうことが多いのですが、商品開発はデザイナーの発するすぐれた感覚を、作り手が熟練した技術を駆使してものとして表現する共同作業で、そこに素材に対する知識やお互いに対する畏敬の念を共有する、このバランスがとても大事になります。見た目の面白さや遊び心で商品を開発することが先ではなくて、開発する元には生活に根付いた理由があるべきで、余った革を有効利用することが目的の商品であったり、一時でも若いスタッフの腕をならしスキルアップさせることが目的であったり、若い世代に革を知るきっかけになるを商品であったり…そういう経験を年代を経て時間をかけて積んで行く過程の中で熟練した技や知識を身につけ、集大成としてその人にしかできない個性あふれる逸品が生まれるものだと思います。

投稿者:板垣 江美

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