鞄いたがき こぼれ話

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  • 2020
  • 05/12
  • 9:00AM

「いたがきの変わらないモノ・コト」

弊社社長、板垣江美が思うまま感じるままに文字に落とし込んだ過去のブログをご紹介します。我々社員が読み返しても、現在のいたがきの背骨にあたるような言葉が並び、思わず表情がほころんだり、背筋が伸びたり、歴史を感じる。そんな内容が綴られています。

「いたがき こぼれ話」という本ブログのタイトルがぴったりな文章を定期的に皆様にお届けできたら、と思いますのでお時間のある時に読んで頂けたら幸いです。いたがきがものづくりを通じて大事にしているコトやモノが少しでも皆様に届きますように。

【 タンニンなめしの革 】

「いたがき」が使い続けているタンニンなめしの革を知るには、使って馴染んでいくその過程を実感するのが一番です。タンニンなめしというのは古来からのなめし方法で、馬の鞍や自転車のサドル、靴の底などは典型的なタンニンなめしの厚くて硬い革で作られています。革は本来硬いもの、使って触れて手入れをしていくうちにだんだん馴染んで柔らかくなるその過程は人の人生とも重なるように思います。長く使っていくうちに、長く付き合っていくうちになくてはならない人、なくてはならないものになり、その良さはかけがえのないものにかわっていきます。「いたがき」の赤平本店に昨年、ご寄贈いただいた27年前の創業当時に父と母で手がけた鞄が展示されています。大事に使っていていただいたのでしょう、過ぎ去った時間を感じさせないほど損傷もなくいい状態で保管されています。必見の価値ある素晴らしい鞄です。寄贈してくださった方のお気持ちに恥じないようにいつも励みにしていきたいと思っています。改めましてありがとうございます。

2009年3月21日  板垣江美

※現在、ブログ内のご寄贈頂いた鞄の展示は終了しております。

投稿者:赤平本店

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  • 05/08
  • 9:00AM

今週のお薦め品②

毎週いたがき製品の中から1点ずつおすすめ商品をご紹介します。

今回のおすすめ品はいたがき定番の鞍シリーズから誕生したウォレット・ポシェットをご紹介します。

この束入れは、鞍のデザインで内装も合皮を使わずすべて革で仕立てられ、仕切りの開きも大きくて使い勝手の良い人気の長財布です。以前より「このままウォレットポシェットのようにして使いたい」というご要望がとても多く、金具を取り付けてショルダーで斜め掛けに出来る加工を施す事にしました。

束入れ本体には、お札や小銭、カードはもちろん通帳も入れられるので、ウォレットポシェットに加工する事でリュックや大きなトートバッグを持つ時のサブバッグとしてもお使いいただけます。

■E115・B115鞍束入れ(ショルダー加工)について

・定番色(キャメル・ブラック・ダークブラウン)

価格:本体価格¥38,500・加工費¥3,850・ショルダー¥7,150で¥49,500 (全て税込)

納期:本体とショルダーの在庫がある場合は約2週間前後です。

※在庫切れの場合は次回生産に合わせた納期をご提案させていただきます。

・RUGATO(ワイン)

価格:本体価格¥44,000・加工費¥3,850・ショルダー¥8,800込みで¥56,650(全て税込)

納期:RUGATOショルダーは受注生産品となります。本体の在庫がある場合でも

ショルダー製作に合わせた納期をご提案させていただきます。

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・現在E115・B115をお使いのお客様

※本体をお預かりし、加工費とショルダー代でポシェットにする事が可能です。

こちらも納期などと合わせてお問い合わせください。

※一度加工した製品を元に戻すには別途加工費がかかります。また工程上、製品に跡が残りますのでご了承ください。

上記の商品以外にもおすすめの革小物や革鞄などをご用意しております。

オンラインショップ(https://www.itagaki.co.jp/shopping/)や

お電話(赤平本社:0125-32-0525)へのお問い合わせをぜひご利用ください。

※直営店舗の営業時間は今後も変更になることがあります。

最新の情報は、弊社ホームぺージにて随時更新しております。

https://www.itagaki.co.jp/home/

投稿者:赤平本店

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  • 2020
  • 05/05
  • 9:00AM

「いたがきの変わらないモノ・コト」

弊社社長、板垣江美が思うまま感じるままに文字に落とし込んだ過去のブログをご紹介します。我々社員が読み返しても、現在のいたがきの背骨にあたるような言葉が並び、思わず表情がほころんだり、背筋が伸びたり、歴史を感じる。そんな内容が綴られています。

「いたがき こぼれ話」という本ブログのタイトルがぴったりな文章を定期的に皆様にお届けできたら、と思いますのでお時間のある時に読んで頂けたら幸いです。いたがきがものづくりを通じて大事にしているコトやモノが少しでも皆様に届きますように。

【 木の育つスピード 】

私たちが生きているこの時代は、物が豊富でとても便利な時代です。便利すぎて色々なことが簡単に一度にできてしまうためか、アッと気づいたらもう一年経っていたなんて事がよくあります。時々早起きして外を眺めてボーっと時間をやり過ごすことがありますが、何の生産性もないこの時間が好きで、まるで自分が木になったような錯覚を覚えます。何もしていない、でも頭がスローに動いているそんな感じです。人が成長するスピードは人それぞれ… 今は時の移り変わりの速さに飲み込まれそうになりながら、誰もが必死で生きているように思います。鞄作りも技術もないのに焦りすぎると失敗も多くなり、キャリアがあっても生産性が上がらないとお給料は上がらない、自分の力を知って、あともう少しという気持ちを持って事に臨むのが健全だと思います。木が育つスピードはどんな時代でも変わらない、自然界のバロメータのように思います。

2009年8月9日  板垣江美

投稿者:赤平本店

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  • 05/01
  • 9:00AM

今週のお薦め品

毎週いたがき製品の中から1点ずつおすすめ商品をご紹介します。
今回のおすすめ品は長く愛される定番の「メガネケース(E627・B627)」です。

このメガネケースはコンパクトで丸みのある優しいフォルムが特徴で、スリムで上品な三角形は鞄の隙間にもすっきりと収まりやすいデザインです。そしていたがきの数々の商品にも採用されているファスナーは動きが滑らかで開閉しやすく、中身を保護するために芯材を側面と底にも入れています。


またケース本体が自立するので、そのまま机やベッドサイドに置いておくことも出来ます。
こだわりのシンプルなタンニンなめしの革は、使う程にその味わいを増し、世界にひとつだけの愛着を感じていただける一品で母の日のプレゼントにもおすすめです。
お色はキャメル、ブラック、ダークブラウン、レッド、イエローの5色と、Rugatoシリーズからボルドー色がございます。
ケースは一般的な大きさの眼鏡を入れてお使いいただけるサイズです。

◆メガネケース
E627キャメル・ブラック・ダークブラウン・レッド…¥9,350(税込)
https://www.itagaki.co.jp/products/items/E627.html
B627 Rugatoボルドー…¥11,000(税込)
https://www.itagaki.co.jp/products/items/B627.html

上記の商品以外にもおすすめの革小物や革鞄などをご用意しております。
オンラインショップ(https://www.itagaki.co.jp/shopping/)や
お電話(赤平本社:0125-32-0525)へのお問い合わせをぜひご利用ください。

※直営店舗の営業時間は今後も変更になることがあります。
最新の情報は、弊社ホームぺージにて随時更新しております。
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投稿者:赤平本店

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  • 04/24
  • 12:00PM

「お母さん、ありがとう」

5月10日『母の日』に合わせて、可愛らしいリュックサックや赤色の限定商品が完成しました。

T550 パンプキンリュックミニ 55,000円(税込)
普段のお買い物やお散歩など、何気ない日常に使っていただける、軽くて扱いやすいコンパクトサイズのリュックサックが登場しました。
かぼちゃをイメージしたパンプキンシリーズのデザインがとても可愛らしく、背面にはパスケースが入るポケットがありバスや電車の時にサッと取り出せます。上部には小さなハンドルがついていて、ちょっと持ち上げる時にも便利です。シルエットは流行の小さ目ですが、長財布が入るので小さい財布を用意しなくても良いですし、ファスナーポケットとカードポケットなど合計3つのポケットがありますので、小さい鏡やリップスティックなどの小物も収納できます。かぶせは差し込み錠になっていて、カチャンと閉じる音がするので安心です。
カラーはスタンダードなキャメル1色。どんな装いにも合わせやすい定番の人気色をご用意しました。

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他にも、ミニリュックと共にお使い頂ける財布を赤色でご用意しました。

E159 マルチ札入 25,300円(税込)
箱型のコインケースが人気のお財布に、限定の赤色が登場です。
三つ折りのホックで止められるデザイン。外側からは金具が見えない造りで、風合いの増していく革の質感を十分に味わうことが出来ます。増えてしまいがちなカードは、10枚ほど収納が可能です。お札入れは、仕切りがあるので金種を分けたり、領収証と分けたりと使い勝手の良いお財布です。

E154 プレイング札入 16,500円(税込)
よりコンパクトな財布がご希望の方におすすめです。
お札、コイン、カードを少しずつまとめられて、すっきりと携帯できます。収納スペースを取られないので、ポシェットなど小さな鞄を使うときにも力を発揮します。ファスナーでぐるりと開閉するので、中身が飛び出す心配もありません。

E175 プレイング束入れ 26,400円(税込)
「やっぱり長財布が好み」という方に1番人気のお財布です。
長年に渡り人気№1のこのお財布は開閉がスムーズで、おつりや領収書などの出し入れもしやすいと人気で、ついつい色々と入れ過ぎてしまうというお声もいただきます。こちらもファスナーでしっかりと閉じられるタイプで、安心してお使いいただけます。

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上記の限定品以外にも、贈り物におすすめの小物や革鞄などもご用意しております。
オンラインショップやお電話でのお問い合わせをぜひご利用くださいませ。
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※※直営店舗の営業時間は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から変更になることがあります。
※※最新の情報は、弊社ホームぺージにて随時更新しております。
※※https://www.itagaki.co.jp/home/

投稿者:クラフトスタジオ店

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  • 04/24
  • 12:00PM

『北の鞄ものがたり』より⑫

北室かず子さん著の『北の鞄ものがたり〜いたがきの職人魂』から、職人たちの時代やいたがきの製作秘話を抜粋して、毎日少しずつお届けします。

※鞄いたがき公式HP「北の鞄ものがたり」特設ページ

https://www.itagaki.co.jp/syoseki/

「鞍ショルダーに宿る5つのITAGAKI」

その5:匠の技

「匠の技というのは、本当に考え抜かれた、目には見えない技術なんです」と語る英三は、日本職人が幾重にも手間をかけてなし遂げてきた目には見えない技術をとても大切にしている。

「日本がものづくり王国となったのは、昔からそういう目に見えない部分に気付き、その仕事を残そうとした職人と、それを支えた文化人と呼ばれる人たちがいたからです」

実際に鞍ショルダーに触れると、澄んだ空気のような心地よさを感じる。それは、財布やスマートフォンケース、ベルトなどにも共通している。素材の下処理、一見直線に見えるわずかなカーブ、視線を惹きつける磨き。また、壊れたら捨てるのではなく、修理できること。いずれも日本の職人ならではの技術だ。

「いつか、本物を作りたいと願う若者が現れたとき、手本になるものを残したい」。

鞍ショルダーは匠の技を伝える未来へのバトンでもある。

投稿者:京都御池店

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  • 2020
  • 04/23
  • 12:00PM

『北の鞄ものがたり』より⑪

北室かず子さん著の『北の鞄ものがたり〜いたがきの職人魂』から、職人たちの時代やいたがきの製作秘話を抜粋して、毎日少しずつお届けします。

※鞄いたがき公式HP「北の鞄ものがたり」特設ページ

https://www.itagaki.co.jp/syoseki/

「鞍ショルダーに宿る5つのITAGAKI」

その4:金具・名脇役たち

持ち主が幸せであるようにと願って添えられた鞍ショルダーの小さな黄金色のあぶみ

(馬に乗るときに足場となる金具)。いたがきは、職人が使う道具からファスナー、鋲類、ハトメなどの金具、布袋にいたるまで細部にこだわりを持つ。

あぶみの素材は鋳物(砂でできた型に流し込んで作る)の無垢の真ちゅうで、表面だけをメッキで加工したものではない。

真ちゅうは、銅と亜鉛からなる合金で、留め具として革馴染みがよく、革を傷めず、金を寄せ付けない。いたがきでは使いやすさを追求した自社オリジナルをオーダーメイドしている。

真ちゅうは、時間と共に色合いがやわらかく変化し、タンニンなめしの革のエイジングとの相乗効果で独自のヴィンテージ感を生み出す伝統的素材。

小さな金具にも、歴史と新年が秘められている。

―続く―

投稿者:京都御池店

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  • 04/22
  • 12:00PM

『北の鞄ものがたり』より⑩

北室かず子さん著の『北の鞄ものがたり〜いたがきの職人魂』から、職人たちの時代やいたがきの製作秘話を抜粋して、毎日少しずつお届けします。

※鞄いたがき公式HP「北の鞄ものがたり」特設ページ

https://www.itagaki.co.jp/syoseki/

「鞍ショルダーに宿る5つのITAGAKI」

その3:手しごと

かつて、炭鉱というとてつもなく巨大な産業で栄えた赤平市。その風土に根差すいたがきにも、“個人の能力をともに生かす”というチームワークの空気が満ちている。

革は、機械で作る素材とは異なり、一枚一枚状態が違う。そのため各工程で一人一人が積み重ねていく作業が、最後の仕上げに大きく影響する。

例えば、革の裏側を手で触れて、銀面(表面)かわら見えない傷や色むらを見つけ、その場所を避けて裁断する、縫製しやすいように部分的に革を漉く、鞄の輪郭にとって重要なコバは、わずかなざらつきも削り落とし、専用の仕上げ材を丁寧に塗り、磨き、見た目に美しく指通りよく仕上げる。ほかにも糊付け、縫製、検品、販売、広報、修理など、誰かの作業が一つ欠けても鞍ショルダーにはならない。「人がいるからできる」。鞍ショルダーには確かに人が生きている。

―続く―

「鞍ショルダーに宿る5つのITAGAKI」

投稿者:京都御池店

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  • 04/21
  • 12:00PM

『北の鞄ものがたり』より⑨

北室かず子さん著の『北の鞄ものがたり〜いたがきの職人魂』から、職人たちの時代やいたがきの製作秘話を抜粋して、毎日少しずつお届けします。

※鞄いたがき公式HP「北の鞄ものがたり」特設ページ

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「鞍ショルダーに宿る5つのITAGAKI」

その2:ステッチワーク・捻引き

鞍ショルダーを目にしたとき、不思議と鞄全体がほのかな光の曲線で包まれているように感じられる。その理由を英三に聞くと、「いい鞄にしたいという心と、どうしたらいいのかと考える頭を、手が結んだんです」といたずらっ子のように笑う。

「手」というのは技術。丁寧に磨いたコバ(縁)に沿ったステッチワークが自然と視線を引き寄せるような質感やメリハリを生んでいる。そのベースとなるのは作業前のパーツに入れる焼き溝、「捻引き」。ものづくりの現場で、手を使って「念には念を入れる」ことも意味する作業だ。金属の二枚羽に熱を通し、実際に縫う捻と飾り捻(縫い線を引き立てる)を引くと、このレールのような捻に丈夫なナイロン糸の縫い目が埋め込まれ、擦り切れにくくなる。さらに結び目を熱で溶かして固め、木槌で埋め込むと、しっかりと止まり目立たない。

職人気質とは、ここまで手間をかける。細やかさが違う。

―続く―

投稿者:京都御池店

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  • 04/20
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『北の鞄ものがたり』より⑧

北室かず子さん著の『北の鞄ものがたり〜いたがきの職人魂』から、職人たちの時代やいたがきの製作秘話を抜粋して、毎日少しずつお届けします。

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「鞍ショルダーに宿る5つのITAGAKI」

その1:タンニンなめしの革

いたがき製品の特長のひとつが、アカシア属のミモザのタンニン(渋)でなめした上質な牛革。手にした触感が心地よく、触れるとなぜか手放せなくなってしまう。

その製法は、「ピット製法」と呼ばれる国内でも希少な技術。インスタントが当たり前の時代に、驚くほどの時間と手間をかけている。

革職人にとって、これほど憧れの素材はないが、その一方で技術がなくては手が出せない。

なめしたての時は反抗期の若者のように頑固で扱いにくい。だが、熱を加えて行う捻引き(ねんびき)や研磨、丈夫なナイロン糸での縫製、丹精を込めた手仕事すべてを吸収して、美しいフォルムに変える強靭さを持つ。

そして持ち主と時間を共有するうちに、エイジングによって優しい手触りや独特の艶や色合いを深め、世界でたった一つの存在になる。

―続く―

投稿者:京都御池店

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