新年あけましておめでとうございます。

謹んで皆様のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

人一人の成長や世の中の移り変わりを考えると、その一年一年に

少なからず意味があり、振り返って考え、未来に向かて目標を掲げ

毎日を繰り返す中で、時に発見したり、偶然の出会いがきっかけになり

刺激をいただき思いを巡らして、一歩一歩前進していくものだと思います。

ただその過程を自分の中だけで処理してしまうと、かかる時間の長さ故

いつしか翻弄されて、先が見えなくなってしまうこともよくある事でしょう。

自由という柵のない選択ができる今の時代、選べることに舞い上がり

選択したことの責任や継続することの義務を軽視してしまいがちです。

思うよりも人生は短く、その年その年毎に前進するための意味があるので

何も分からず社会に飛び出した若者が、初心を貫いて続けていけるよう

社会、会社、学校、家族はレールのような存在になるべきと思います。

想像を超える幾多の苦難を乗り越え、青函トンセルが開通して28年

昨年勇退したブルートレイン北斗星に代わり、今年2016年はいよいよ

北海道に新幹線が開通する記念すべき年になります。

鉄道が敷かれることで人の生活が活性化されてきたように、人の人生も

一つの道を長く続けていくことで、見えないキャリアがいつしか自信となり

成長を支えるものだと思いますので、人から人へ、世代で役割を分担して

見えないものにこそ敬意を払えるように若者を育んでいきたいと思います。

いたがきの製品をご愛顧くださる皆様からも、温かく、そして時には厳しく

いたがき若手スタッフを見守って下さいますよう心よりお願い申し上げます。

平成28年 元旦

株式会社いたがき

二代目社長 板垣 江美