4月に開催した、麻布十番店20周年「誕生祭」にお越しくださり、誠にありがとうございます。その中で、特にたくさんのご予約を頂き、ご好評いただいたワークショップ、「ものづくり講習会」の模様をレポート致します。

4月の第3、第4土曜日日曜日に開催致しました。今回は、北海道の本社工房から普段製作に携わるスタッフが駆けつけ、お客様と一緒に革の印鑑ケースと印鑑マットのセットを作りました。

作業場所に入るとまずはスタッフと同じいたがきのエプロンを着けて、製作スタートです。

作業は薄い革の縁にコート剤を塗る「コバ塗り」などで、動きの難しさはありませんが、はみ出さないように集中力を必要とするもの。作業場内が一時静けさに包まれるほど、皆さんそれぞれ真剣に作業されていました。

今回はこれまでの定番色ではなくルガトーのグリーンとワイン色の革を特別にご用意しての製作で、出来上がったものは、非常にデスクの上で上品さと高級感を感じさせる仕上がりとなりました。

「コバ塗り」は、特に製作作業の中でも、見た目の仕上がりを左右する重要な工程の一つ。「ご自分の手で完成させる」ことで、より愛着の持てる世界に一つの品となりました。今回の講習会の時間は1時間ほどで、参加費はお一人様4,320円(税込み)で行ないました。

終了後には店内に並ぶ既存の商品をじっくりと見ていただき、細かいパーツの縁までその「コバ塗り」がされていることも、改めて発見していただけました。一緒に参加したお客様同士にも交流が生まれ、皆様で講習会後一緒に店内をご覧になられ、非常にアットホームな雰囲気が印象的でした。すでにユーザーの方同士のため、同じ作業を通して実体験からいたがきの職人技やこだわりを共有していただけたようです。

今後も不定期で「ものづくり講習会」を開催して参ります。詳細は弊社ホームページや店頭にて告知致します。(参加には事前予約が必要となります。)次回はぜひ、まだご参加したことの無い皆様にもご参加いただけましたら幸いです。