新年明けましておめでとうございます。

謹んで皆様のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

2013年、いたがきは31年目の新しいスタートの年を迎えました。1982年に創業して以来、昨年は皆様にもお伝えし続けたように創業30年の記念すべき年となり、創業者の板垣英三が喜寿77歳、創業者夫婦が金婚式を迎えるなど、公私共にたいへん喜ばしい1年になりました。本当に多くの方が《タンニンなめしの革》の良さを知り、その製品をご愛用くださっていることは、いたがきが創業した大きな意味でもあり、何にも代えがたい誇りと考えています。

その堅牢で長持ちするタンニンなめしの革製品と共に、これからも製造元がしっかりと安定した基盤を維持して、質の良い製品を世に送り出していくことが使命と考え、より良い素材への探求、若い技術者の育成、直営店舗の運営に尽力していく所存でございます。

自然豊かな北海道の地の利を生かし、東京や京都に根付く現代の、そして古来からの日本の歴史を感じながら、皆様の毎日の生活に役立つ道具としての革製品を、ニーズにお応えして作り続けて参ります。多くの皆様からのご指導ご鞭撻をいただきながら精進して参りますので、これからもお引き立てくださいますようどうぞよろしくお願い申し上げます。

                    

平成25年 元旦     株式会社 いたがき

                       2代目社長 板垣 江美