4年前から毎月一回、土曜日に始めたスキルアップ出勤、その目的は文字通り 「技術の向上」 。皆さんが察するように、作り手は毎日ものづくりに明け暮れていますが、それは技術の向上というより、納期と品質管理に終始してしまい、向上を目指すには作り手本人の意志と時間の投資がまた別に必要です。試行錯誤して辿り着いた現状のスキルアップ出勤には、10数名が参加し、技術向上のために貴重な休日の時間を費やしています。自分自身に対しての投資で、成長の暁には昇給を約束しています。かなりの確率で労働省からお叱りを受けるシステムだと思いますが、私はそれが雇用する側と雇用される側の50:50の関係だと考えます。もし日本の教育制度が、より人が生きていくための職業を考えたものであれば必要のないことかもしれませんが、残念ながらそうではないのが現状だと思います。4年目を迎えたスキルアップ出勤、10年経つ頃には、自分の力で身を立てることができる人を生み出すことができれば目的達成…です。