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- 2009
- 12/05
- 11:30PM
人材育成
9月に学校訪問をしてアプローチをかけた赤平近郊在住の来春高校卒業予定の生徒さんを11月に面接させていただきました。何とか来年春にスタートできそうな若手が2名獲得できそうです。育成プログラムを作り、1月に参考になりそうな本州のものづくり学校を訪問して受け入れ準備を開始します。鞄を作る技術習得を基本に、同業他社の訪問、販売の経験、人の一生や人との関わりについて学ぶ研修を行い、いたがきの人員育成の初年度として1歩を踏み出したいと思います。鞄づくりを通して社会人として生きていくための術を身につけ、つぶしのきく人を育てることを目的としています。それがいたがきの存続に繋がると思うからです。試行錯誤の毎日ではありますが、あきらめずに一つ一つ実現していく所存ですのでどうぞ関心を持って見ていてください。進行状況は都度報告いたします。
投稿者:板垣 江美
コメントをありがとうございます
江美さん。失礼します。
いよいよ金の卵の育成にとりかかるのですね。
お節介ばかりで申し訳ありません。職人として他のスタッフと同じラインに入るのは入社何ヵ月後を目処にお考えですか?これは、その人によりけりだと思いますが、1度ラインに入れて後は、現場任せでついていけなければあとは・・・なんてことは決してせず、江美さん、新入社員、工場の他のスタッフと三人四脚で着実にお互いが成長していければいいと思います。
また、江美さんから工場のスタッフに「かなりの間生産のスピードで迷惑をかけるけれど何とかよろしく」と度々声をかけてください。1・2回言っただけでは、江美さんと現場サイドで温度差ができてしまうと思います。(江美さんとしても生産能力を抑えるのは歯がゆいかもしれませんが)
また、職人技術の育成ももちろん大事ですが、ビジネスマナーについてはいかがお考えですが?
「職人(=技術屋)だから・・・」でおざなりにしては勿体無いと思います。
「職人らしく純朴でアナログ」もひとつの持ち味ですが、キチッとしたビジネスマナーもできると仕事の活躍の幅も広がると思います。
お辞儀の仕方、敬語(尊敬語、謙譲語)の使い方、正しくかつスムーズで自社、他社の両方に好感を与える電話応対。
これを、同じミスを何度もしてもいいのでメゲずにどんどんトライしてもらうことです。失敗したら、その場でほかのスタッフが厳しくも温かく、決して見捨てることなくアドバイスしてあげて下さい。
ビジネスマナーに関しては、まったくの無知で入社してくる、ゼロから丁寧に教えるくらいの心持でいて下さい。(私も企業で新卒対象のマナー教育の担当をしておりますが、彼らに聞くと高校や大学、専門学校で、これらをぞんざいに教わったようです)
サンライズさん、関心を持ってアドバイスくださり、とても心強く思います。
1月に岐阜にある森林匠孰という学校を訪問する予定で、それまでに自分なりの教育プログラムを作成して、協力していただけそうな地元の方にお会いして、私の意向に対して現実的なご意見を伺うつもりでいます。実際にものづくり指導をしている先生や生徒さんにもお会いできると思いますので、インタビューをして生の声を聞いて、問題点についてもアドバイスをいただくことができれば幸いです。今回のサンライズさんのコメントも参考にさせていただきます。3月からアルバイトで仮スタートしますので、それまでにしっかり準備をしたいと思います。
「森林匠塾」のホームページを見ました。木工芸職人の育成ということで、技術では、御社の鞄職人の育成と違いますが、ものは違っても
「職人」というくくりでは同じですので技術の習得というより、職人としての価値観、仕事観、人生観、さらに大きく言えば職人魂の吸収、育成を考えての出張研修ですか?
また、出張研修の際、江美さんや新入社員、さらには「いたがき」の理念やポリシーにダメ出しが入るかもしれませんが、これはグッと抑えて「自分に(自社に)新しい価値観を吹き込んでくれる」と喜んでください。むしろ、ダメ出しをされるのは光栄かもしれません。現代社会では、ものごとを教えてくれないことのほうが多いのですから。
また、新入社員が出張先から咎められた時、フォローを願います。入社早々、上司に怒られ、出張先で怒られではかなり気分が萎えることと思いますので。
サンライズさん、いつもありがとうございます。
森林匠塾への訪問は、教える側、教えられる側の方たちにインタビューさせていただき、私自身の目で実際に運営されている現場を見させてもらうことで、運営のヒントを掴めればと思っています。まずは事前の準備を整えて、じっくりとスローなスタートにするつもりです。
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