先週の週末、麻布十番店でオーダー受注会を行いました。定番品にはないサイズやペットボトル用のポケットを付けるなど、いたがきの製品を使ったことのある方のプラスαの小さなご希望にはお応えしていきたいと思います。定番品の型を使える仕様や似たような製品を作るときに一緒に作るなどして、組み合わせることで価格を通常の特注品より抑えることも可能ですが、100%ご希望をお聞きする特注になると、職人一人が鞄1本を型紙裁ちから完成まで1週間から10日はかかりますので、最低でも通常価格の3倍にはなってしまいます。またほかのお店で作られているものと同じもの、ケリータイプの鞄などをご希望されるケースもありますが、真似をすることは本意ではないのでご容赦いただいています。一人のお客様の希望から生まれた鞄が製品化されることもあり、製品について作り手と使い手がコミュニケーションを交わすことができるオーダー受注会、これからは各お店で年に2回ぐらい企画したいと思います。