- Entry at
- 2009
- 06/21
- 8:40AM
適正年齢?
先週の投稿に続き、職について考えてみたいと思います。1950年以前は徒弟制度という基盤の中で、私の父のように15歳から丁稚奉公を始めることができました。今はその時期、学校で勉強することに重きがおかれ、職を考える、職に触れる機会が少なく、先の学校に行くことが目的になってしまっているケースが多いように思いますが、7歳で学ぶことを始め、10歳で学ぶことに慣れ、競争意識も芽生える。個人差はありますが、12歳ぐらいから身体も大人になる準備を始め、15,6歳で思春期を迎える。この思春期という時期は、それまでの家族や親の行動を中心に成り立つ守られた環境から抜け出し、自分の意志や行動を通じて外部の人に触れていく、その中で自己防衛本能に気づいたり、自分自身を見つめるきっかけを得る、自己啓発のスタートラインに立つ大切な時期です。この時期に自分の力で生計を立てることを身体で学ぶことが、バランスよく大人になる準備になると思います。
投稿者:板垣 江美
コメントをありがとうございます
先日はありがとうございました。
娘が高校での進学公演会で勉強ではマルかバツが殆んどだけれど、社会の中は△が多いとお話しされた先生が言ったそうです。
娘の学校は進学の道をえらぶ人がほぼ全員という感じで、親として思う事はみんなが行くから私も、と目的もなくただ無駄に進学を選んで欲しくないという事です。かかる費用はもとより、時は金なり、時間を大切にして欲しいと、切に願います。人生は長いしやり直しもできるとも思いますが、その時の自分は取り戻せないのですから・・・。
今、学歴は必要な時代だとも思います。だから進学するべきなのでしょう。
けれど、マル・バツが当たり前の世界から急に△の世界へ入る事はどうなのかとふと考えてしまいます。江美さんの書かれてたものを読んでうんうんと頷いてしまいます。そして私は私自身の人生をどうしたいのか家族のため子供のためとばかり考えず自分の気持ちを考えていい時期がきているのかなぁと・・・。
先人の方々はいまよりもずっとわかっていて理にかなっている事をやられていたんじゃないかと尊敬さえかんじます。
自分の人生を考えられる人に私は育ててきたのか、反省・・する事になりそうです。
shuru-kt さん、いつも関心を持っていただきありがとうございます。私自身、親の仕事とは言え、この仕事に出会えて続けられたことが今の自分の本になっていると思います。地味な仕事の良さをできるだけ多くの方に知っていただき、触れる機会をつくりたいと思います。早ければ早いほど合わない時にやり直すチャンスや時間はありますから・・・、決めるのは自分ですが、知らなければそれまでですもんね…。
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