新年明けましておめでとうございます。

新しく始まる一年が皆様にとってご健勝で幸多き年になりますよう、心よりお祈り申し上げます。

コロナ禍で3年目を迎えるということに驚きは隠せませんが、新しい変異株に脅かされているとは言え、感染予防にも対応できている自分に対して、安心感が芽生えているのも事実ではないでしょうか。

山があるから登る、目標があるから頑張る、問題があるから解決する。

それは私たち人間の本質でもあると思いますので、日々の生活を営む中で、できるだけ医療の力に頼らず身体を大事にして過ごし、少しでも強い体質になっていくように努め、家族の笑顔や季節の美しさに喜びと感動をもらって明日を生き抜く力にし、世の中が少しずつ良くなっていくように、毎日精進していくことがとても大切だと改めて気付かされてたように感じています。

いたがきは令和4年2022年に創業40周年を迎えます。

創業し立ての頃に生みの喜びと苦しみを味わい、ひたすら前を向いてタンニンなめしの革の良さ、ものづくりの文化、それを支える職人技と気質を守ることを貫いてきました。その中でいただいた多くの方々とのご縁が数々の山坂を超える力となり、先に繋がる道標をいただいて今があるように思います。

創業37年の年、3年前に創業者 板垣英三は帰らぬ人となりましたが、思い伝え続けてきたいたがきのあるべき姿はものづくりの現場や製品に、そして私たちの中にも生き続けています。

変わり続ける世の中で、企業として存続し続けるために市場のニーズにも応えながら、肝心な本質は変えずに守り続けていくことで、創業したことへの感謝の気持ちとして、これから10年後の50周年を目指しながら、お客様に喜ばれるものづくりとそれを支える職人の育成に精進して参ります。

今年は多くの皆様に北海道赤平までお越しいただけますようお待ち申し上げています。

変わらぬご愛顧のほど心よりお願い申し上げます。

株式会社 いたがき

代表取締役社長 板垣江美