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鞄いたがき こぼれ話

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  • 08/11
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お知らせ(訃報)

 この度は、いたがき製品をご愛用くださっている皆様に、悲しいお知らせをしなければなりません。すでにひと月の時間が経過してしまいましたが、弊社創業者 板垣英三が、7月11日午後九時五十分に八十三年の生涯を全うし永眠いたしました。生前のご厚誼に心より感謝申し上げます。
なお、葬儀は身内のみで執り行い、8月8日に長年お世話になった方々や地元の関係者にお集まりいただき、お別れ会を催しました。

 昨年平成30年春の叙勲で、中小企業振興への働きに「旭日単光章」を授与され、同年10月に北海道新聞社より、北室かず子著「北の鞄ものがたり」が出版されたばかりでしたが、ひと月後の11月に大変稀で進行の速い病気が見つかり、最新の医療を駆使して治療を続けていただきましたが、残念ながら病を克服する事は叶わず、自宅で家族が見守る中7月11日に息を引き取りました。

 平成20年6月に創業25年の記念に現社屋の「エコガーデンファクトリー」を新築し、平成24年に会長職に就いてからは、赤平市や北海道の活性化を願って、若手職人の育成に注力して、今も続く“あかびら匠塾”の創設や、彫刻家・流政之氏の赤平応援隊長として、赤平エルム公園の彫刻建立にも関わるなど、地域振興に尽くしました。

 丁稚時代に学び培ったタンニンなめしの革の鞄づくりを絶やさないために、昭和57年10月に株式会社いたがきを創業しました。当時あまり知られていなかったタンニンなめしの革の良さを多くの人に知ってもらいたいと、長年に渡りものづくりに打ち込み、晩年は仕事を通して出会った人とのご縁を何より大切にしておりました。辛いことも楽しいことも、持てる力を出し尽くし、力強く生き抜いた八十三年の人生でした。

 創業者から受け継いだ「鞄いたがき」は、これからも製品をお使いいただくお客様によりご満足いただけるよう、タンニンなめしの革のものづくりに精進してまいりますので、どうか変わらぬご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。十月に予定している創業祭では、板垣英三が愛用していた製品を皆様にご紹介できるよう準備を進めておりますので、どうぞご案内までお待ちください。

株式会社いたがき
代表取締役社長 板垣江美

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『職人魂。板垣英三の歩み』https://www.itagaki.co.jp/feelings/technic.html

投稿者:企画部

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2019年8月8日創業者・板垣英三のお別れ会を開催しました

2019年8月9日北海道新聞

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お知らせ(訃報)https://www.itagaki.co.jp/blog/index.html?p=15047

投稿者:企画部

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