桜の花は一段落しましたが、まだまだ春の観光シーズン最盛期の京都。

日も長くなり、暖かな風を感じながらゆっくりと街の空気を楽しむには

最高の季節です。

移り変わりの目まぐるしい時代ですが、京都にはふとしたところで昔と

変わらない時間の流れを垣間見られる不思議な魅力があります。

100年前を知っているわけではないのに、そんな空間に出逢うと

たまらなく懐かしい気持ちになります。京都へ来られる方は、そんな体験を

求めておられるのかもしれません。

今回は観光地・東山に建つノスタルジックな洋館「長楽館」をご紹介します。

明治42年“日本の煙草王”と呼ばれた実業家・ 村井吉兵衛の京都別邸として建設され、

外観はルネッサンス様式を基調にした3階建て、部屋ごとに異なる様式で作られており室内の家具も当時の日本では手に入らない舶来物ばかりを集めた、まさに「鹿鳴館をも凌ぐ」と言われたほど豪華な邸宅だったようです。

やがて国内外の様々な貴賓を招く「迎賓館」としての役目も果たすようになり、伊藤博文、山形有朋、大熊重信、イギリス皇太子、ロックフェラー、アメリカ副大統領のフェアバンクスとその滞在客も錚々たる人々でした。

京都を国際都市へと発展させる第一歩としても、長楽館は大変重要な建物だったのです。

昭和61年に京都市指定有形文化財に登録され、現在でもホテル、レストラン、カフェ

として営業しており、当時の調度品に囲まれてひと時の優雅な気分を味わう事が出来ます。

歴史の薫りが漂う館内から窓の外を眺めると、ふと100年前の華やかな時代に

佇んでいるような気持ちになれるかもしれません。

本格的なアフタヌーンティーも楽しめるので、大切な母の日のサプライズにいかがでしょうか。

4月20日から5月12日まで京都三条店、各直営店でも「母の日フェア」を開催致しますので、そちらもお誘い合わせの上ご来店くださいませ。

皆様のお越しをスタッフ一同お待ちしております。

<長楽館・公式HP>

http://www.chourakukan.co.jp/#

鞄いたがき 京都三条店