8月お盆の時期は帰省される方が多いと思います。久しぶりの再会に夜明かしで昔話に花が咲き、初めて耳にする話が飛び出してくることもしばしばではないでしょうか…。私はいたがきの仕事を通して親と語り合う機会がとても多く、今になって、へーと思うような驚く話を聞いては、見つけられなかったパズルがはめられたように思うことがよくあります。自分ひとりで生きている気でいても、どこかに家族から受け継いだものが色濃くあって、自分のルーツを知るとアーなるほどと思えるようになります。どんなにあがいても人生は思うより短く厳しいもの、自分一人ではなく家族みんなで一つの目標に向かって全うしていく気持ちが大事なように思います。いたがきは鞄の会社ですが、創業者である父の考え方をしっかり受け継いで、この仕事に関わる人がまともに生きていける環境をつくっていきたいと思います。企業理念というとおこがましい気がしていますが、やはり掲げるとすると「伝承」という言葉に集約されると思います。