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鞄いたがき こぼれ話

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  • 2014
  • 07/18
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いたがき京都店・祇園祭鑑賞会

7月に入って京都の街ではコンチキチンと祇園囃が本格的な夏の訪れを告げています。

昨日7月17日(木)にいたがき京都店にて「祇園祭鑑賞会」を開かせていただきました。

昨年7月末に今の堺町と御池通りに移転して、初めて体験する祇園祭でした。

朝9時ごろに四条通りを出発した大小の華麗な山鉾が、ぐるりと回って御池通りまでやってくるのを京都店の2階からじっくり眺めることが出来ました。

京都に住んでいても、なかなか目の前でお祭りを見られるという機会はないもので、

実際に京都店のスタッフにとっても初めての経験でした。

また、行列の到着を待つ間に店舗1階でお抹茶とお菓子をお出しし、京都らしい和のおもてなしもお楽しみいただけたかと思います。

今回の鑑賞会は、祇園祭当日の混雑を考慮して、4月末から5月末までいたがき各直営店

の店頭にフライヤーを設置し、製品をお買い上げ時にご応募いただいたお客様の中から抽選で10組20名様のみ限定でのご招待とさせていただきました。

締切りまでに予想以上のご応募をいただきました。この場をお借りして、ご応募くださったお客様へ厚く御礼申し上げます。

初めての試みであったため、やってみなければわからない事も多く、お客様にはご迷惑をお掛けする場面もありましたが、これからも京都店の夏の風物詩として開催していきたいと思いますので、来年の祇園祭鑑賞会への皆様のご応募、ご参加もお待ちしております。(来年も店頭でのフライヤー設置や、HPでお知らせする予定です。)

今年は50年前に途絶えた「後祭(あとまつり)」が復活する年でもあり、17日(木)は「前祭り(まえまつり)」で、ちょうど一週間後の24日(木)にもう一度逆回りでの巡航が行われます。前祭では23基、後祭では10基と山鉾の数は少なくなりますが、1864年の禁門の変により焼失して以来、150年ぶりに「大船鉾」が登場するなど注目されています。

いたがき京都店では24日は通常より1時間早い10時より開店とさせていただきますので

巡航を楽しまれた後は、どうぞお店に上がってゆっくりと涼んでください。

また、祇園祭に合わせて「京都限定」のオリジナル鞄も特別に製作いたしました。

数量限定でこの時期に京都でしか見られないお品となっておりますので、是非この機会に

いたがき京都店へお越しくださいませ。

皆様のご来店をスタッフ一同、心よりお待ちしております。

鞄いたがき 京都店

京都市中京区御池通堺町西入御所八幡町233 Mezzo御池1F・2F

(堺町通り・御池通り北西角より2件目のマンションの1F、2Fが店舗です)

TEL:075-222-5656

営業時間:11時~19時

※24日(木)は祇園祭につき10時~19時とさせていただきます。

投稿者:京都御池店

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  • 2014
  • 05/09
  • 9:00AM

京都の美味しいパン屋さん

御池通りのケヤキに、また若葉の美しい季節が巡ってきました。

ちょうど今頃は暑くも寒くもなく、観光の皆さんも緑の中をゆっくりと歩いて京都を楽しんでおられるようです。

店舗でお客様に一番よく聞かれるのが「美味しい店はどこ?」という質問です。

せっかく京都に来たから何か名物を食べたいと言われるのですが、皆さん有名処はすでに訪れていらっしゃるので、そんな時は「パンはお好きですか?」とお店の近くの美味しいパン屋さんを紹介することがあります。

意外かもしれませんが京都にはパン屋さんがとても多く、大通りから路地の奥にまで

街中にお店があります。それだけに食パンはここ、菓子パンはどこ、と決めている人も多いのです。

今回はいたがき京都店の近くにある美味しいパン屋さんを紹介したいと思います。

まずは、京都で知らない人はいないくらい有名な1948年創業の「志津屋(SIZUYA)」。市内の色んな場所に店舗があり、河原町三条にも地下鉄・烏丸御池の駅内にもあります。菓子パンやお惣菜パンもたくさん並んでいるのですが、一番人気なのは「カルネ」と言う1個包装のパン。噛めば噛むほど味わいの出るフランスパンに玉ねぎスライスとハムだけのシンプルなものです。派手さは無いのですが、何度でも食べたくなるような不思議な旨みがあります。馴染みが深いからか京都では手土産に和菓子ではなくて、志津屋のパンを持って行く人もいます。

続いて、モーニングやランチも有名な1913年創業の「進々堂」。

フランス式のパンを京都にと、創業者が日本人で初めてパリに「パン留学」したという老舗です。伝統を重んじるばかりでなく、新しいもん好きの京都人にパン食を広めたのはこのお店でもあります。店舗もヨーロッパ調で、こちらは小麦の香り高い食パンやハード系のパンが有名です。「朝のパンは進々堂さんで」と言う人も多いのではないでしょうか。

こちらも河原町三条と、柳馬場×御池通りにも店舗があり、店内で食事もでき、海外からの観光客がのんびりパンを食べている姿もよく見かけます。

まずは有名な2店をご紹介しましたが、まだたくさんお店がありますので、京都店に

お越しの際は「美味しいパン屋さんはどこ?」とお尋ねください。

只今、いたがき京都店では11日(日)まで母の日フェアを好評開催中です。小物から

鞄までネーム入れやプレゼント包装も承っておりますので贈り物を探しに、またこの時期は1年で一番爽やかな季節です。新緑が美しい御池通り京都店へ是非お出かけください。スタッフ一同、皆様のご来店を心よりお待ちしております。

志津屋HP  http://www.sizuya.co.jp/

進々堂HP  http://www.shinshindo.jp/

投稿者:京都御池店

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  • 2014
  • 04/04
  • 9:00AM

桜の京都・吉野太夫の伝説

桜が満開になり、京都の街もほんのりピンク色に染まって見えます。

青い空にどこまでも連なるように咲いている姿も、あっという間に散ってしまう儚さも、まるで人の一生を見るように、私たち日本人は桜の花には特別な思いを抱きます。

京ことばに「はんなり」という言い回しがあります。落ち着いた華やかさ、上品で明るいという意味ですが、その語源は「花なり」「花あり」とされていて、ふんわりとした優しい言葉の響きは何となく桜を連想させます。

ちなみに「はんなりした色」「はんなりした味」「はんなりした人」等なかなか使い勝手の良い言葉でもあり、特に女性は「はんなりしている」と言われたら、それは褒め言葉。

容姿だけでなく、物腰も「べっぴんさんやなぁ」という意味だと思ってください。

今回はその昔、京で随一の美しさと詠われた「吉野太夫」の伝説をご紹介します。

京都の花街、島原の前身にあたる六条三筋町に実在したとされ、江戸時代から現代まで歌舞伎や文学にも度々登場する、遊郭での最高位「太夫」と名乗る事を許された女性。

その美貌は遠く明国の皇帝にまで知れ渡り、和歌、連歌、琴の演奏や茶道、華道、香道、書道、双六、囲碁などあらゆる事に秀でた才女でもありました。ある時、太夫たちが豪華絢爛に着飾って美しさを競う会での事。寝坊して寝間着のまま急いで現れた吉野太夫でしたが、化粧もしない無防備なその美しさに、皆が水を打ったように静まり返ったそうです。また人柄も慎ましやかで慈悲深く「亡き跡まで名を残せし太夫。前代未聞の遊女也。いづれをひとつ、悪しきと申すべきところなし。」と悪く言う人がいなかったと記されています。多くの大名や公家たちも彼女の馴染み客でしたが、やがて豪商・灰屋紹益に見初められ退廓。当時、吉野太夫は26歳、紹益は22歳でした。周囲の大反対を押し切って一緒になった二人は、太夫が38歳の若さで亡くなるまで仲睦まじく暮らしたとされています。

吉野太夫は遊郭に居たころから信仰心にも厚く、北区鷹峯にある常照寺に私財を投じて門を寄進しています。朱色に塗られた「吉野門」は参道に植えられた桜が咲く季節が一番美しく映え、毎年4月の第二日曜日には太夫を偲んで「花供養」が行われます。同じく鷹ケ峰にある原光庵から吉野門までの参道には現存する島原太夫の一行がゆっくりと練り歩く道中を一目見ようと、毎年多くの見物客がつめかけます。

吉野太夫が亡くなった時、灰屋紹益は悲しみのあまり「都をば 花なき里になしにけり 吉野は死出の 山にうつして」という歌を詠み、太夫の遺灰をすべて飲み干してしまったそうです。吉野と過ごした時間は人生の春のようだったと嘆く歌に、紹益の深い愛情を感じます。二人はこの世に無くなった今でも、きっと一緒に京都の桜を眺めているのではないでしょうか。

鷹峯・常照寺まではいたがき京都店より地下鉄で北大路駅へ行き、そこから市バス北1番に乗って終点の鷹峯源光庵前で下車、徒歩2分となっております。

語り継がれる伝説の太夫と満開の桜。今だけの“美しい春の京都”に是非お出かけください。

2014年第62回 吉野太夫花供養

日程:2014年4月13日(日)

時間:9:00~15:00

※島原太夫の道中は10:20(鷹峯交差点東より出発)~10:50に常照寺到着

http://kanko.city.kyoto.lg.jp/detail.php?InforKindCode=1&ManageCode=1000109

投稿者:京都御池店

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  • 2014
  • 02/28
  • 9:00AM

方除・城南宮のしだれ梅

厳しい寒さも薄れつつ、ようやく柔らかな日差しも感じるようになりました。

京都では東大寺のお水取り、3月のお彼岸が過ぎると本格的に春がやってくると

言われています。今は桜にもまだ遠く、ちょうど終わりゆく冬との境目の季節。

今回はそんな京都にいち早く春を告げる城南宮のしだれ梅をご紹介いたします。

「城南宮」は京都市伏見区にある厄除け・方除で有名な神社です。

平安京遷都(794年)の際に国土の安泰と都の守護を祈るため、都の南に建てられた

事からその名が付きました。平安時代、都の表玄関にあたる交通の要でもあった場所で

白河上皇の壮大な鳥羽離宮をはじめ貴族が多く住居を構えて賑わい、当時の王朝文化の中心地でもあったそうです。また、都の南に鎮座して御所の裏鬼門を守るとされており、

この事から方位の厄除け「方除」として信仰を集めるようになりました。

今でも京都では新築や転居の際に城南宮へお参りし、お札をいただく習慣が残っています。

その社殿をぐるりと囲むように大きな庭園「楽水苑」があり、5つのテーマに分かれて

四季折々の草花を楽しむ事が出来ます。室町の庭、桃山の庭、鳥羽離宮の庭、そして

毎年4月と11月に行われる、平安貴族の装束を身に付けて和歌を読む行事「曲水の宴」で有名な「平安の庭」などの一つに「春の山」があり、2月下旬ごろから植えられた150本のしだれ梅があちらこちらで咲き始めます。

白や薄紅色の可憐な花とほのかに甘い梅の香りは、冷たい風の中にも春が来たよと告げているようです。

この他にも、源氏物語に登場する100種類ほどの植物も植えられており、もう京都市内ではほとんど見かけないような貴重な品種を見る事が出来るそう。

京都店から城南宮までは地下鉄「烏丸御池」から「竹田駅」で降車し、徒歩約15分ほど。

この春から新しい生活が始まると言う方は、城南宮へお参りされてはいかがでしょうか?

いたがき京都店でもお出かけにぴったりの春らしい色合いで軽やかなソフトタンニン革のバッグをはじめ、ご卒業、ご入学などのお祝いにお薦めの商品を多数取り揃えております。

ネーム入れサービスやラッピングも承っておりますので、どうぞ皆様でお出かけ下さいませ。

<城南宮 公式HP>  http://www.jonangu.com/

投稿者:京都御池店

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  • 2013
  • 11/29
  • 9:00AM

同志社大学~新島襄と八重~

京都は秋の観光シーズンの最盛期、国内外から多くの人が訪れています。

今回は近場のお出かけスポットの中から、現在放映中のNHK大河ドラマ「八重の桜」で注目を集めている同志社大学をご紹介いたします。

京都店の最寄り駅、地下鉄「烏丸御池」駅より2つ目の「今出川」駅を降りてすぐに同志社大学今出川キャンパスがあります。今出川通りを挟んで南には京都御所があり、いたがき京都店からは徒歩で20分ほどの道のりです。この今出川キャンパスは旧薩摩藩邸の跡地に作られ、明治時代に建てられた彰栄館・礼拝堂・有終館・ハリス理化学館・クラーク記念館の5棟の赤レンガ造りの建物が国の重要文化財として残されていて、現在でも講義や礼拝などに使用されているそうです。

明治時代の教育者、新島襄によって設立された同志社大学は、キリスト教精神である「良心」の教えに基づいた自由主義・国際主義を掲げ「一国の良心」たる人物を世に送り出す事を目指していました。襄はアメリカで学んだ経験から近代国家の仕組みが重要なのではなく、それを作り出す人間こそが重要と考え、その育成に情熱を注いだ人生でした。当時の日本において、まして伝統や因習に囚われがちな京都でその理想を貫くのは本当に大変な事だったと思います。そんな新島襄が八重のような男勝りで革新的な女性に「彼女は生き方がハンサムなのです」と言って惹かれた理由も分かる気がします。

二人は京都で初めてキリスト教の結婚式を挙げました。一事が万事西洋式の夫の為、八重は洋食や洋菓子の作り方も習い、同志社の学生にも振る舞っていたそうです。

当然のようにレディーファーストを実践し、世間では悪妻と言われた八重ですが実際には情熱的で愛情深く、夫亡き後も同志社大学の繁栄の為に尽力しました。2人が目指した理想の地は、138年経った今でも当時の面影を残しています。

今出川キャンパスは一般の方でも自由に散策する事ができ、建物の由来などを聞けるキャンパスツアーも行われています。今の時期は西門を入った所にあるヒマラヤスギがライトアップされ、大きなクリスマスツリーが見られるようです。

京都店でも12月1日より25日までクリスマスフェアを開催致します。広い店内で大切な方へのプレゼントをゆっくりと選んで頂けます。お買い上げ商品には名入れやプレゼント包装も承っております。

お帰りの際にはぜひ、同志社大学まで足を伸ばして襄と八重の生きた時代に触れてみてはいかがでしょうか。

同志社大学HP

http://www.doshisha.ac.jp/

■いたがき京都店クリスマスフェア

12月1日(日)~25日(水)まで

※12月は火曜日も営業しております。

投稿者:京都御池店

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  • 2013
  • 11/01
  • 9:00AM

時代祭りとものづくり教室

去る10月22日(火)に京都三大祭りの一つ「時代祭り」が華々しく開催されました。

京都店の目の前の御池通にも様々な時代装束の人たちが練り歩き、大勢の見物客で

賑わいました。12時に京都御苑を出発し、約3時間を掛けて約2,000人の行列が平安神宮を目指します。

前日までは雨の降りそうなお天気でしたが、本番では晴れ間もあってお天気には恵まれました。店舗の前の御池通には有料観覧席がズラリと並び、カメラを構えた見物客で賑わっていました。

京都店も普段は火曜定休のところ臨時営業し、店舗2階のベランダからスタッフもゆったりと行列を楽しみました。ちょうどご来店されたご夫婦も「行列の全体が見られて眺めが良いね」としばらく楽しんでおられました。

来年の時代祭りは是非、いたがき京都店の2階からもご覧ください。

そして26日(土)・27日(日)には京都店で初めてとなる「ものづくり教室」を開催しました。赤平本店より職人さんも呼んで、いたがきのものづくりを皆さんに体験していただこうというイベントでした。

台風の近付いた生憎のお天気でしたが、事前告知などで興味を持って下さった方々に集まって頂きました。

どなたでも作っていただける簡単な作業なのですが、きちんと一つずつ丁寧に作業する事で出来上がりが違ってきます。皆さん真剣な表情で職人からのアドバイス通りに

コツコツと作られて、最高の作品を持ち帰っていただきました。

これからもものづくりワークショップは開催して参りますので、次回はどうぞ皆様

お誘い合わせの上、いたがき京都店へお越し下さいませ。

投稿者:京都御池店

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  • 2013
  • 10/04
  • 9:05AM

まるで小さな京都のよう

8月31日より9月30日までの3周年フェアでは多くの顧客様にお越し頂きました。

新しい店舗へ移って2カ月、お客様より温かい励ましの言葉をたくさんいただき

改めて京都店がここまで来られたのは皆様のおかげだと深く感動致しました。

ご来店くださったお客様にスタッフ一同、心より御礼申し上げます。

1階の床の間

その新しい店舗へ来られると一番に驚かれるのが、1階の和風建築のスペースです。

「一体、何をする場所なの?」と多くのお客様よりご質問をいただく1階は奥に床の間が見え、その手前には茶道のお手前が出来る棚があります。

純和風の床の間は、床柱に天然絞りの北山杉を配し、肥松と言って油分を多く含み使う程に照りの出る赤松の一枚板や鞍馬石・貴船石といった現代では揃える事もなかなか難しいとされている天然素材を使って作られています。

床の間の壁は中塗り仕上げ、少し風合いの違う天井は漆喰パラリ仕上げと言い、石灰粒を混ぜて表面に凹凸を出す独特の左官塗りで、それぞれ桂離宮や京都御所でも見られる古来よりの伝統技術です。

また、落ち着いたダークブラウンの床材はアジアンウォールナットと言い、水拭きを

繰り返すうちに油分が出て美しい艶を見せる木材です。

そして店内の壁に取り付けられているのは西陣織の金襴。この生地はフィギアスケートの金メダリスト、高橋大輔選手がバンクーバー・オリンピックで着用した衣装と同じデザインなのだそう。

こうして小さな1階は完成するまでに多くの職人さんが携わり、まるで京都の街を閉じ込めたような素敵な空間となりました。

伝統の手仕事はいたがきのものづくりも同じ。これからも守ってゆくべき大切な文化です。百聞は一見にしかず、是非お店でじっくりとご覧になってください。

そしてこの部屋はコミュニティースペースとして活用できるように考えられた場でも

西陣織の金襴

あり、いずれはお客様と一緒に革の小物を作る「手作り教室」を開催し、たくさんの方にいたがきのものづくりを知っていただければと考えております。

イベントの詳細が決まり次第ブログやHP、店頭等で告知させていただきますので

どうぞ楽しみにお待ち下さいませ。

<火曜営業のお知らせ>

10月22日(火)は時代祭りの日にあたる為、いたがき京都店も通常通り営業致しております。皆様のご来店を心よりお待ちしております。

投稿者:京都御池店

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  • 2013
  • 07/12
  • 9:00AM

祇園祭のご利益巡り・新店舗のお知らせ

7月は京都三大祭りの中で一番の人出がある「祇園祭」が開催され、

毎年50万人もの観光客が京都の街に訪れます。

2011年祇園祭ブログ 

http://www.itagaki.co.jp/blog/index.html?p=2476

2012年祇園祭ブログ

 http://www.itagaki.co.jp/blog/index.html?p=4315

7月1日~31日までの期間の中で、14日の「宵々々々山」から17日の「山鉾巡行」まで夜店が並び、豪華絢爛な鉾を見ながらそぞろ歩きが楽しめる、祭のハイライトです。

元々、人々の無病息災・疫病除けから始まった祇園祭。今回はそれを象徴する、

この期間だけしか買う事が出来ない特別なお守りをご紹介致します。

祇園祭名物「粽(ちまき)」。大小32基の鉾や山車それぞれのお会所でしか買う事の出来ない縁起物です。粽といっても食べるものでは無く、厄除けとして家の玄関等に1年間奉っておく物をさします。全ての山鉾で粽のデザインが異なり、ご利益も様々で毎年京都の人は自分のお気に入りの粽を買い求め、1年間の無事を祈ります。

例えば、役行者山は「交通安全」、鈴鹿山は「盗難除け」、浄妙山は「勝運向上」、船鉾は「安産」、保昌山は「縁結び]。

面白いものでは孟宗山は「親孝行」、太子山は「智恵を授かる・身代わり」、木賊山は「迷子除け・再会」など自分のお願い事に合わせた粽を買う事が出来ます。

四条通りや烏丸通の賑やかな夜店を見るのも良いですが、一歩細い通りに入ってみるとそれぞれに歴史深い山鉾が鎮座し、浴衣姿の子供たちの「ちまき、お一つどうどすかぁ」の掛け声を聞くのも、また京都の夏の風物詩です。

地図を片手に山鉾のご利益巡りをされてはいかがでしょうか?

<京都三条店・移転のお知らせ(最終営業日)>

開店より3年、皆様にご愛顧いただきました「京都三条店」は都合により

御池通り沿いに移転する事となり、8月より新たに「いたがき京都店」として

再スタートいたします。

移転に伴い、7月27日(土)を京都三条店の最終営業日とさせて頂きます。

新店舗での営業時間は今までと同様に12時~20時とさせていただきます。

これからも皆様のいたがきとして、より良いお店を目指して参りますので

変わらずご贔屓くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

【いたがき京都店】 営業時間:12時~20時(火曜定休)

新住所  :〒604-0825京都市中京区御池通堺町西入御所八幡町233

      Mezzo御池堺町 1F・2F

電話番号  :075-222-5656

投稿者:京都御池店

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  • 2013
  • 05/17
  • 9:00AM

初夏・郊外へ

ゴールデンウィークを過ぎて京都ではすでに鴨川に納涼床が掛かりました。

これから気温も一気に上って、まぶしい初夏へと季節は移ります。

今回は5月の暑い街中から、涼しい木陰と水辺の散策スポットへと皆さんをご案内

いたします。

京都三条店より河原町通りへ出て、市バス37系統に乗り「上賀茂神社」で降車し、

上賀茂神社から歩く事10分、野生のカキツバタが群生する「大田神社」が見えて来ます。

参道脇の池には25,000株のカキツバタが自生しており、毎年この季節には多くの観光客や

カメラマンで賑わいます。すでに平安時代から名所だったとされるカキツバタ群は

「神山(こうやま)や 大田の沢の かきつばたふかきたのみは 色にみゆらむ」

~太田神社のカキツバタに深く願う恋は、カキツバタの色のように一途で美しく可憐なんだろう~と和歌にも詠まれ、尾形光琳の「燕子花図」のモチーフにもなったと言われています。色濃い初夏の緑に、輝く青紫のカキツバタは古来より人の心を掴んで離さない美しさを現代にも伝えています。

また上賀茂神社から大田神社への徒歩の道のりは小さな明神川という小川の両脇に伝統的建造物群保存地区に指定された古い家々が建ち並び、江戸時代にタイムスリップしたような気持ちで散策する事が出来ます。京都の北は街中よりも涼しくて、緑も多く一日をのんびりと過ごす事が出来る場所がたくさんあります。三条店からもバス1本で行ける郊外の旅はいかがでしょうか?

鞄いたがき 京都三条店 

投稿者:京都御池店

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  • 2013
  • 04/19
  • 9:00AM

華やかな歴史の面影・長楽館

桜の花は一段落しましたが、まだまだ春の観光シーズン最盛期の京都。

日も長くなり、暖かな風を感じながらゆっくりと街の空気を楽しむには

最高の季節です。

移り変わりの目まぐるしい時代ですが、京都にはふとしたところで昔と

変わらない時間の流れを垣間見られる不思議な魅力があります。

100年前を知っているわけではないのに、そんな空間に出逢うと

たまらなく懐かしい気持ちになります。京都へ来られる方は、そんな体験を

求めておられるのかもしれません。

今回は観光地・東山に建つノスタルジックな洋館「長楽館」をご紹介します。

明治42年“日本の煙草王”と呼ばれた実業家・ 村井吉兵衛の京都別邸として建設され、

外観はルネッサンス様式を基調にした3階建て、部屋ごとに異なる様式で作られており室内の家具も当時の日本では手に入らない舶来物ばかりを集めた、まさに「鹿鳴館をも凌ぐ」と言われたほど豪華な邸宅だったようです。

やがて国内外の様々な貴賓を招く「迎賓館」としての役目も果たすようになり、伊藤博文、山形有朋、大熊重信、イギリス皇太子、ロックフェラー、アメリカ副大統領のフェアバンクスとその滞在客も錚々たる人々でした。

京都を国際都市へと発展させる第一歩としても、長楽館は大変重要な建物だったのです。

昭和61年に京都市指定有形文化財に登録され、現在でもホテル、レストラン、カフェ

として営業しており、当時の調度品に囲まれてひと時の優雅な気分を味わう事が出来ます。

歴史の薫りが漂う館内から窓の外を眺めると、ふと100年前の華やかな時代に

佇んでいるような気持ちになれるかもしれません。

本格的なアフタヌーンティーも楽しめるので、大切な母の日のサプライズにいかがでしょうか。

4月20日から5月12日まで京都三条店、各直営店でも「母の日フェア」を開催致しますので、そちらもお誘い合わせの上ご来店くださいませ。

皆様のお越しをスタッフ一同お待ちしております。

<長楽館・公式HP>

http://www.chourakukan.co.jp/#

鞄いたがき 京都三条店

投稿者:京都御池店

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