京都は秋の観光シーズンの最盛期、国内外から多くの人が訪れています。

今回は近場のお出かけスポットの中から、現在放映中のNHK大河ドラマ「八重の桜」で注目を集めている同志社大学をご紹介いたします。

京都店の最寄り駅、地下鉄「烏丸御池」駅より2つ目の「今出川」駅を降りてすぐに同志社大学今出川キャンパスがあります。今出川通りを挟んで南には京都御所があり、いたがき京都店からは徒歩で20分ほどの道のりです。この今出川キャンパスは旧薩摩藩邸の跡地に作られ、明治時代に建てられた彰栄館・礼拝堂・有終館・ハリス理化学館・クラーク記念館の5棟の赤レンガ造りの建物が国の重要文化財として残されていて、現在でも講義や礼拝などに使用されているそうです。

明治時代の教育者、新島襄によって設立された同志社大学は、キリスト教精神である「良心」の教えに基づいた自由主義・国際主義を掲げ「一国の良心」たる人物を世に送り出す事を目指していました。襄はアメリカで学んだ経験から近代国家の仕組みが重要なのではなく、それを作り出す人間こそが重要と考え、その育成に情熱を注いだ人生でした。当時の日本において、まして伝統や因習に囚われがちな京都でその理想を貫くのは本当に大変な事だったと思います。そんな新島襄が八重のような男勝りで革新的な女性に「彼女は生き方がハンサムなのです」と言って惹かれた理由も分かる気がします。

二人は京都で初めてキリスト教の結婚式を挙げました。一事が万事西洋式の夫の為、八重は洋食や洋菓子の作り方も習い、同志社の学生にも振る舞っていたそうです。

当然のようにレディーファーストを実践し、世間では悪妻と言われた八重ですが実際には情熱的で愛情深く、夫亡き後も同志社大学の繁栄の為に尽力しました。2人が目指した理想の地は、138年経った今でも当時の面影を残しています。

今出川キャンパスは一般の方でも自由に散策する事ができ、建物の由来などを聞けるキャンパスツアーも行われています。今の時期は西門を入った所にあるヒマラヤスギがライトアップされ、大きなクリスマスツリーが見られるようです。

京都店でも12月1日より25日までクリスマスフェアを開催致します。広い店内で大切な方へのプレゼントをゆっくりと選んで頂けます。お買い上げ商品には名入れやプレゼント包装も承っております。

お帰りの際にはぜひ、同志社大学まで足を伸ばして襄と八重の生きた時代に触れてみてはいかがでしょうか。

同志社大学HP

http://www.doshisha.ac.jp/

■いたがき京都店クリスマスフェア

12月1日(日)~25日(水)まで

※12月は火曜日も営業しております。