8月31日より9月30日までの3周年フェアでは多くの顧客様にお越し頂きました。

新しい店舗へ移って2カ月、お客様より温かい励ましの言葉をたくさんいただき

改めて京都店がここまで来られたのは皆様のおかげだと深く感動致しました。

ご来店くださったお客様にスタッフ一同、心より御礼申し上げます。

1階の床の間

その新しい店舗へ来られると一番に驚かれるのが、1階の和風建築のスペースです。

「一体、何をする場所なの?」と多くのお客様よりご質問をいただく1階は奥に床の間が見え、その手前には茶道のお手前が出来る棚があります。

純和風の床の間は、床柱に天然絞りの北山杉を配し、肥松と言って油分を多く含み使う程に照りの出る赤松の一枚板や鞍馬石・貴船石といった現代では揃える事もなかなか難しいとされている天然素材を使って作られています。

床の間の壁は中塗り仕上げ、少し風合いの違う天井は漆喰パラリ仕上げと言い、石灰粒を混ぜて表面に凹凸を出す独特の左官塗りで、それぞれ桂離宮や京都御所でも見られる古来よりの伝統技術です。

また、落ち着いたダークブラウンの床材はアジアンウォールナットと言い、水拭きを

繰り返すうちに油分が出て美しい艶を見せる木材です。

そして店内の壁に取り付けられているのは西陣織の金襴。この生地はフィギアスケートの金メダリスト、高橋大輔選手がバンクーバー・オリンピックで着用した衣装と同じデザインなのだそう。

こうして小さな1階は完成するまでに多くの職人さんが携わり、まるで京都の街を閉じ込めたような素敵な空間となりました。

伝統の手仕事はいたがきのものづくりも同じ。これからも守ってゆくべき大切な文化です。百聞は一見にしかず、是非お店でじっくりとご覧になってください。

そしてこの部屋はコミュニティースペースとして活用できるように考えられた場でも

西陣織の金襴

あり、いずれはお客様と一緒に革の小物を作る「手作り教室」を開催し、たくさんの方にいたがきのものづくりを知っていただければと考えております。

イベントの詳細が決まり次第ブログやHP、店頭等で告知させていただきますので

どうぞ楽しみにお待ち下さいませ。

<火曜営業のお知らせ>

10月22日(火)は時代祭りの日にあたる為、いたがき京都店も通常通り営業致しております。皆様のご来店を心よりお待ちしております。