11月になり朝晩の気温がぐっと下がり、街路樹も色付き始めました。

赤や橙色の色鮮やかな景色が楽しめるようになるのも、もう間もなくです。

京都では11月に入るとお寺や庭園など様々な紅葉の名所で夜間特別拝観やライトアップが

続々と開催されます。

今回は一足お先に10月末から始まっている「青蓮院」の夜間ライトアップをご紹介いたします。

                                                                                                        。

青蓮院は京都市東山区にある最澄の開いた天台宗の寺院です。

天台宗・三大門跡寺院の一つで、門跡寺院とは皇室の子弟が出家後に住職を務める由緒ある寺院の事を言います。江戸時代に仮の御所となったこともある為「粟田御所」とも呼ばれています。

ご本尊は「熾盛光如来」。その姿は北極星を表し、大日如来の頭の上に座り

全身が太陽のように光り輝いて人々を天変地異から守り、国家安泰へと導くとされています。

この熾盛光如来をご本尊にしているのは日本では青蓮院だけだそうです。

                                                                      光の化身である熾盛光如来にちなんで春と秋に夜間ライトアップが行われます。

見どころは他の名所と一味違った「青い光」の珍しい演出が見られる庭園です。

この青色は国宝として青蓮院に納められている「青色不動」をイメージしており、紅葉が深まる頃は木々の赤と青い光のコントラストが一層美しく見えるそうです。

その他にも、天にまで届くかのように輝く竹のライトアップは宇宙への広がりを表していたり、光の演出で仏教の世界を深く感じられるように工夫されています。

三条店からも近く、夜は21時30分まで入園できるのでお食事の後の散策にもお勧めです。

暗闇に浮かぶ幻想的な光の世界を是非お楽しみください。

                                                                          <青蓮院門跡 夜間特別拝観>

10月27日(土)~12月9日(日)18:00~22:00(21:30受付終了)

拝観料:大人800円・小中高生400円

アクセス:京都市営バス5・27系統「神宮道」下車徒歩3分
地下鉄東西線・京阪京津線 「東山駅」下車徒歩5分

TEL: 075-561-2345