本日、富良野塾で「谷は眠っていた」のお芝居を観てきました。このお話は26年前にさかのぼる富良野塾の創設と、塾生の方々の成長や苦悶を自らが演じる自叙伝そのもので、建物をたてることから始まり、自給自足の生活と俳優を目指しての厳しい訓練、在るものに頼らず全て自力で創り出すことを克服しなければならない厳しいベースを自らに課す。厳しさを超越したところに存在する清らかさ、謙虚さを、富良野塾の在り方を通して、それを忘れてしまった私たちに伝えたかったのだと思います。このお芝居は22年前に初演されていて、その当時から時代を見越していたことに凄さを感じます。作・演出の倉本聰さんは私の父と同じ昭和10年生まれ、野球の野村監督も同い年、ご両人と私の父とでは有名、無名の違いはありますが、素晴らしい先人の存在に心強く感じ、私もいたがきの塾生の一人として精進していきたいと改めて思います。 「谷は眠っていた」 詳しくは http://www.furanogroup.jp