今週木曜日1月21日に飛騨高山の《森林たくみ塾》を訪問させていただきました。塾生25名、平均年齢約28歳、修業期間は2年間で、授業料なしで木工の仕事を伝授するが、仕事=学習、お給料と授業料は±0になる考えで運営されて19年、卒業生はすでに180人に上り、就職率はほぼ100%、卒業生は「すぐ使える人間」として重宝がられているそうです。お相手下さった佃理事長は70年代に東京から高山に移り住まれてから、当初職業訓練校も自ら体験され、35年前にお仲間と木工・家具制作の会社を設立、その後1991年に《森林たくみ塾》を設立されています。実際に会社経営と職人の育成を両立させる壁にぶつかり、学校設立の道も非現実な問題が多く断念し、今の形態に落ち着いたそうです。それでも経営は厳しいとおっしゃりながらも、教育と職業が連携されていない日本の学校の在り方について問題意識を持ち、「森を守る、森を育てる」ことにも大きなエネルギーを費やして活動されていて、その熱意は相当なもの、実際に20年に渡り、現実的な人育てを実践されている、意を共鳴できる素晴らしい先輩にお会いできたことはとても大きな感動でした。 今後の取り組みに大いに参考にさせていただき、交流をもたせていただきたいと思います。

《森林たくみ塾》 必見の価値ありです。詳しくは… http://www.takumijuku.com