本日は創業者 板垣英三の85回目の誕生日です。この日が創業日であることが

昨年からとても大きな意味を持つようになりました。

「創業日を忘れないように」と信頼する方からアドバイスをいただいたのですが、

時が過ぎても、いたがきで働く人々が創業者の志や理念を忘れないようにという

思いが感じられた言葉でした。

創業月に「いたがき創業祭」を始めてから、今年で9年目を迎えます。

節目にあたる30周年では、本社屋の脇へ桜を二本植えました。当時はまだ小さかった桜も、

少しずつ成長を重ねて、毎春きれいな花を咲かせてくれるようになりました。

創業祭では、熟練の職人たちが今まで培った技術と経験をもとに、お客様からの

声に耳を傾けて、考えを温め試作を繰り返し、いたがきならではの製品をご紹介

するとても大切な機会と考えています。この創業祭の準備は、ものづくりから

創業祭のフェア企画まで開発チームが全てに関わり、創業祭が終わった翌日から

スタートして、翌年の創業祭まで1年間をかけて取り組んでいます。

創業祭にお越し下さる皆様を日頃の感謝の気持ちを込めてお迎えするのはもちろん、

必ずご意見やご要望をお聞きして、アンケート用紙に記載していただいています。

そこから集計、分析、ポイントをあぶり出して、用途やサイズ、素材、構造など

ご提案すべき製品を模索していきます。見えないところではありますが、お客様と

作り手が一体になって共同作業をして製品が作り出されていると言っても過言では

ありません。

今年のテーマは「鞍」定番中の定番シリーズに新しいアイテムが加わり、ご要望に

応えてコンパクトなお財布も登場します。そして新人たちが制作した小さな布巾着に

お手入れクリームを入れたプレゼント品も用意しました。いたがきで働く全ての人が

創業者に思いを馳せ、働く喜びを感じて、お越し下さる皆様をお迎えする。

皆様と会話をすることで改めて知り得ることもたくさんあるでしょうし、学び考え

次のご提案に繋げることができるように、皆様と一緒に有意義な時間を過ごさせて

いただきたいと考えていますので、多くの方々のご来店をスタッフ一同心よりお待ち

申し上げます。

いたがきではスタッフのこまめな手洗い・うがいや店内の消毒と換気など感染予防対策を徹底して行っております。

ご入店時にはマスクを着用していただき、店内では白手袋も用意していますので、予防対策へのご協力をよろしくお願い申し上げます。

株式会社いたがき

代表取締役社長 板垣江美