新年あけましておめでとうございます。

謹んで皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。

いたがきはタンニンなめしの革製品を北海道赤平で作り始めて今年で35年目を迎えます。

創業当時はタンニンなめしの革の良さを知る人はとても少なく、まずは使ってもらい、

その良さを納得していただくのに長い年月がかかりました。

お客様に革を知っていただくことと同時に、ものづくりの仕事を覚えてもらう”人育て”もいたがきにとって大事な行いでした。

地元の方にも支えていただき、全国で販売する機会を与えていただきながら

じっくりと時間をかけ、ようやく”今”へと繋がりました。

創業当時と現在では北海道はもちろん、世界的にもあらゆる面で大きな変化を遂げており、振り返ってみると、いつも時代に引っ張ってもらい、その流れの中に自分達がいたことを実感いたします。

いたがきの今一番の課題である、未来へ繋がる若い作り手を育てていく事ももちろんですが、それぞれの成長に合わせながら時代のニーズもキャッチして、皆様”使うプロ”のためのものづくりをいつも目標に、これからも変わらず日々精進して参りたいと思います。

これからもどうぞ皆様のご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。

平成29年 元旦

株式会社いたがき

二代目社長 板垣 江美