10月に入り、いよいよ秋の観光シーズンが始まりました。あちこちで寺社仏閣の特別公開や、展覧会などが開催されています。特に今年は江戸時代に活躍した、日本を代表する絵師“伊藤若冲”の生誕300年を記念して、各所でコラボレーションイベントも行われています。今回は京都御池店からもすぐに行ける、おすすめの観光スポットをご紹介します。

<伊藤若冲ゆかりの「相国寺」>

日本を代表する天才画家の一人、伊藤若冲。今から300年前、京都は錦市場の青物問屋の長男として誕生し、40歳で家督を次男に譲り本格的な絵の活動を始めました。植物や生き物をモチーフに、大胆な構図、鮮烈な色彩と緻密な描き込みは見る者を圧倒し、現代アートにも多大な影響を与え、“孤高の天才”と呼ばれています。その若冲の生前から親交が深く、墓所もあるのが「臨済宗・相国寺」です。

あまり知られていませんが、あの金閣寺・銀閣寺はこのお寺の山外塔頭でもあります。足利義満によって建てられた広大な敷地内には、「鳴き龍」のある日本最古の法堂や、特別公開される方丈では御所から移された襖絵、白象図などの文化財を間近で見る事が出来ます。その他にも白砂と木々のコントラストが美しい開山堂の日本庭園は、心静かに、いつまでも眺められるおすすめの庭です。他の観光地よりも人が少なく、ゆっくりとした時間を過ごす事ができます。

■臨済宗・相国寺 公式HPhttp://www.shokoku-ji.jp/s_about.html

※京都御池店の最寄りの「烏丸御池駅」より地下鉄烏丸線で二駅、「今出川駅」で下車し、1番出口を上がって徒歩5分、同志社大学の裏手にあります。

<真田幸村ゆかりの「高松神明神社」>

現在放映中のNHK大河ドラマ「真田丸」でおなじみの真田幸村とゆかりの深い高松神明神社。京都御池店より歩いて15分ほどの場所にあります。釜座通りから姉小路通りを東に入ると、マンションと民家に挟まれた小さな白い鳥居が見えます。祀られているのは、幸村が紀州・九度山に幽閉されていた時に毎日お祈りしていた仏像。これを拝領し「幸村の知恵の地蔵尊」として、地元の人々が今も大切にお参りしています。知将として名高い幸村の知恵を授かるとして、全国からも参拝客が訪れています。神社の絵馬も真田の六文銭をモチーフにしたもので、願い事を奉納したあとに、絵馬の一部の“結び雁”をお守りとして持ち帰る事が出来ます。

■高松神明神社についてHP

https://kanko.city.kyoto.lg.jp/detail.php?InforKindCode=1&ManageCode=1000399

<京都最古のそば処「本家尾張屋」>

相国寺や高松神明神社を巡って、そろそろお昼かな?と言う時に、おすすめしたいのが、お蕎麦の美味しい「本家尾張屋」です。京都御池店からも近く、歩いて10分ほどの車屋町通り沿い、押小路通りから少し北に入った場所にあります。ここは、なんと創業550年の老舗中の老舗。応仁の乱のよりも前、1465年に尾張の国から菓子屋として入洛したのが始まりだそうです。歴史を感じさせる落ち着いた店構えで、一見入りにくそうですが、中は広く、連日たくさんのお客さんで賑わっています。関西はうどんが有名ですが、意外にも禅文化を通じて、蕎麦も京都に広まり、好んで食べられてきました。京都の地下水や、北海道産の蕎麦粉、利尻の昆布など厳選された素材から作られる蕎麦は、口当たりが良く、澄んだお出汁も納得の美味しさです。“禅と蕎麦”は切っても切れぬ縁があるそうで、禅宗の相国寺とも深い繋がりを感じます。

■御用蕎麦司 本家尾張屋 公式HPhttps://honke-owariya.co.jp/

この他にも、冒頭でご紹介した「伊藤若冲」の大規模な展覧会が10月4日~12月4日まで京都市美術館で開催されます。芸術の秋、食欲の秋、見所満載の秋の京都へ、ぜひお出かけください。

<いたがき創業祭・開催中>

10月7日(金)から1月10日(月・祝)まで「いたがき創業祭」を開催中です。記念の限定商品や、お買い上げのお客様への記念粗品などもご用意しております。また、好評のものづくり教室も毎月開催しております。

行楽の合間に、いたがき京都御池店へもお立ち寄りください。

皆様のご来店を心より、お待ちしております。

☆いたがき創業祭ブログ☆

http://www.itagaki.co.jp/blog/index.html?p=11117

☆いたがきの鞍「誕生秘話とその魅力」☆

http://www.itagaki.co.jp/blog/index.html?p=11102