新年あけましておめでとうございます。

謹んで皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。

今年は平成から、新しい年号に変わるリレーの年でもあります。

北海道赤平でもここ数年で20代の若者が増えて、急速に世代交代が進んでいます。

その世代が一つの大きな塊となる事で、各部署でも若返りが図られ、

怖いもの知らずの強さと溢れるエネルギーは、やがて現場の空気を一新します。

タンニンなめしの革とものづくりの技術を駆使して、いたがきの品質を維持し、

ニーズにお応えする定番品を充実させながら、一方では大切な顧客の皆様に

ハッとするような新鮮な驚きもお届けできるように、新旧が共に試行錯誤しています。

待ちに待った東京オリンピックを来年2020年に控えて、今年は本格的な準備の1年です。

メイド イン ジャパンを海外からの多くの来訪者にアピールできる良い機会ですので

いたがきならではのオリンピックバージョン製品の開発にも取り組んでまいります。

そして赤平、札幌、新千歳空港、東京、京都、セントレア空港の各直営店にお越し

いただく皆様との関係が深く末永いものになるよう、いたがき製品によりご満足いただけるように

製造スタッフの販売への支援を強化していくことも今年の目標としています。

赤平本社で行っている10月の創業祭のように、作り手と売り手が一つになり、

使い手であるお客様の声を直に聞いて接客や商品の開発に生かすこと、そして

いたがきらしさを表現するスキルとセンスをものづくりの中で考え、時間をかけて

磨いていくことは、そこに関わる人たち全ての永遠の課題と考えています。

お気づきの点やご希望がございましたら、ぜひお声がけください。

世の中は高度経済成長の後にバブルの崩壊、IT産業の台頭、そしてAIの躍進と

山坂を乗り越えて目まぐるしく変化していきますが、いつの時代でも自分を見失わず、

いたがきらしさを保ちながら革新的であれと言う創業者の想いを念頭に、人の成長、

街の活性化に貢献できる組織であるよう精進してまいります。

2019年は亥年、弊社創業者 板垣英三は年男 。10月に満84歳になります。

今年もお引き立ていただけますようどうぞよろしくお願い申し上げます。

元旦

株式会社いたがき

二代目社長 板垣 江美