新春を迎え、皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

まだまだ厳しい寒さが続いておりますが皆様いかがお過ごしでしょうか。

東京では降雪はまだとは言うものの、お店の行き帰りでは閉じたコートの隙間からも冷たい北風が忍び込み、花咲く春が待ち遠しい日々です。

麻布十番店では今月3日から5日まで毎年恒例の「初売り」を開催し、こちらは寒さに反してホットな3日間となりました。新年で何かとお忙しい中ご来店いただいた皆様、誠にありがとうございました。

この「初売り」は、おかげさまで毎年楽しみにしていて下さるお客様が特に多いイベントの一つです。すでに昨年末から待ちわびて下さる嬉しい声を沢山聞いており、スタッフも準備をしながら開催を楽しみにしておりました。

今年も商品販売だけでなく、ご購入の方にはお楽しみくじ引きや、粗品のプレゼント等、様々な企画をご用意致しました。特にくじ引きの当たりの一つとしてご用意させていただいた「叙々苑お食事券」は、例えば本店では有名な「松尾ジンギスカン」さんのお食事券であったり、各店でオリジナルの当たり内容でした。叙々苑さんのお店の向かいに建つ麻布十番店ならではの企画で、当選されたお客様に喜んでいただけたかと思います。

今回の初売りで特に嬉しかったことは、沢山のお客様に新年のご挨拶をする事が出来、お使いの小物やお鞄を今年の「初お手入れ」させていただけたことです。

いたがき製品は使う程にその方ならではの個性が表れ、その色艶も増していきます。拝見させていただいた物はどれも使用頻度や年月に沿ってだんだんと角が取れ、まあるく優しい風合いになって来ておりました。おかげさまで多くのお客様にご来店いただくことができ、時間の許す限り全てのお客様とは行きませんでしたが、伺ったその物とお客様との大切なエピソードは、長くご愛用いただける革製品ならではのお話でした。

本年も、そんな時を刻む革製品を多くのお客様にお届けしたいと思います。

変わらぬご愛顧の程、どうぞ宜しくお願い申し上げます。