鴨川の桜

 春の京都を薄紅色に染める桜の木々。毎年

この季節は多くの花見客で賑わいます。

今年の春は肌寒く桜の開花も2週間ほど遅れ、ゆっくりと見頃を迎えたので長く桜を楽しめました。

しだれ、ソメイヨシノそして八重とその種類を変えながら咲く桜を眺めて歩くと京都の町並みもまた違って見えて来ます。

いたがき京都三条店から歩いて行けるエリアでは鴨川、八坂神社の奥にある円山公園、清水寺界隈も桜で有名ですが、今回は少し足を伸ばして地元民お勧めの桜スポットをご紹介いたします。まずは京都市北区にある平野神社。普段は静かな神社なのですが、

円山公園の祇園桜

毎年春になると境内に約50種400本の桜が花開き、多くの花見客で賑わいます。特に青空が見えない程に咲き誇るソメイヨシノはまさに圧巻の美しさです。

3月中旬から5月の連休前までは桜が楽しめるとの事。794年の平安京建都の折に奈良より移されたとされる非常に歴史のある神社でもあります。

続いては嵐山の近く嵯峨野にある「植藤造園」の藤右衛門の桜。円山公園の祇園桜も育てられた16代目佐野藤右衛門さんは桜守としても有名な方で無料で個人の庭園を開放されています。庭園内には様々な種類の桜がありますが、特に美しいのはしだれ桜です。

花の美しさもさることながらその枝ぶりも見事。夕方になると篝火も焚かれ、闇に浮かびあがる幽玄の世界を静かに堪能する事ができる隠れスポットです。

いつもの観光名所も素敵ですが、地元の人々が大切にしてきた「京都の桜」も是非一度ご覧ください。

「平野神社」  京都市北区平野宮本町1番地 

アクセス ●JR京都駅から市バス205系統または50系統に乗り

       衣笠校前で下車、北へ徒歩3分。

      ●京阪三条駅より市バス15系統に乗り衣笠校前で下車

       北へ徒歩3分。

「藤右衛門の桜」

アクセス ●JR嵯峨野線「嵯峨嵐山」駅から徒歩20分 

       (すぐ近くには観月で有名な広沢池があります。)

      ※こちらは個人の敷地ですので駐車場等はございません。ご注意くださいませ。