《本社研修》はいつもは販売に携わっている特に若手のスタッフを対象として、毎月一人一週間缶詰めになってものづくり現場で作り手の一員として働くという研修です。販売の現場で行える修理や革のお手入れ講習は随時行っていて、入社間もなくて何の知識もない新しい社員向けに短期でものづくり経験をする時間はつくっていますが、ものづくりは忍耐と時間との勝負で、ある意味機械になり切って、集中して作業を行うことが要求されます。特に革は天然素材で、同じ革から裁断されていてるパーツでも全て同じではなく、いつも革を触っている人だけが持つ勘を働かせて臨機応変に作業することが必要です。《本社研修》で集中した体験を通して、ものづくり現場の日常の空気をいたがきのお客様に身をもって伝えることができるよう願っています。皮きりとして今月は、只今京都のJR伊勢丹で販売に当たっている入社5年目になる寺田が研修を行いました。