年3回発行の「いたがき通信」は、布を使った素敵なイラストと共にいたがきに関する話題や赤平、北海道の季節をお伝えしている情報誌です。 この情報を抜粋してWeb版としてご案内 しています。
今回の特集は、赤平本社の「ガーデンエコファクトリー」をご紹介しています。また、赤平を中心に富良野、美瑛などの地域のおすすめポイントなども紹介しておりますので、北海道にお越しの際は是非お立ち寄りください。
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道央自動車道・滝川インターより、国道38号線を芦別・富良野方向に向かって10分ぐらい車で走った左手にいたがきの本社はあります。
昔は石炭の町として賑わいをみせた赤平ですが、時代の流れと共に石炭産業は衰退し、今では本州から進出してきた小さなものづくり企業が点在しています。
赤平は山と山の狭間に長く広がる町で、中央に空知川が流れ、入植当時はその川沿いに一つまた一つ集落が作られていったようです。札幌から車で1時間半ほどに位置する、自然に囲まれひっそりと静かな時間が流れる赤平の地はものづくりにはとても適した環境です。
滝川インターチェンジを降りて
滝川のインターチェンジを出てからいたがきに向かう間の所々の電柱にいたがきの看板が出ていますので目印にしてください。
その赤平の地で創業して27年。教員住宅を改造して始まった創業当時を考えると夢のような話ですが、昨年の夏、ものづくりに集中できる作業環境と遠くから訪れる方々にもゆっくりとくつろいでいただける環境がようやく実現しました。灯油を使わず、太陽熱を蓄熱する暖房の設備や屋上緑化など、現代技術を結集した環境への配慮が施されている、完成度の高い建物です。
それは見た目の良さだけではなく、昨年一年夏と冬の季節をこのファクトリーで過ごした私たち自身にも機能的で仕事がしやすく、精神的にも優しさを感じるとても満足できる建物だと実感しています。赤平のような地方の町で、これほど充実した環境で仕事ができることに感謝しなければならないと思う毎日です。
緑の築山が建物を包み込み、周囲にはシンボルツリーのトウヒ、シラカバやエゾヤマザクラ、カエデ等の北海道らしい木々を植栽しています。10年後、20年後は森の中でものづくりをするような環境を目指しています。
北海道で屋上緑化の事例は過去にあるものの、赤平のような豪雪地帯での実施は初めての試みでしたが、今年は雪解けが早く4月の中頃には屋上の植物も久しぶりにお日様の光を浴びてホッとしたよう・・・。あっという間に茶色から緑色に変わっていきました。寒さ厳しい北海道で、省エネルギーとCO2 削減に繋がる断熱の役割も果たして、何とか長い冬を耐えて生き延びてくれたようです。これから夏は強い日差しを和らげて室内の温度上昇を防ぐ効果もあります。枯れに強いように保水性の高い土が使われていて、多量の雨が降った場合は土の下に敷いてあるスチロール板の下を抜けて排水される仕組みになっています。
建物の西側壁面には黒色のガルバリウム鋼板のソーラーウォールが設置されています。冬は暖かい空気が外断熱された床下のピットに集められ、深夜電力を使って6台のパネルヒーターで保温された暖気が翌朝、ダクトを通って2、3階に吹き出されて全館の温度を10℃以上に保ちます。朝の外気温が−10℃の日でも、建物に入ると程よい温かさを感じる恵まれた環境になりました。日中の暖房は電気を使うエアコンですが、館内に噴出される暖気により最低気温が10℃以上に保たれるため、小さかった旧工場と比べても電力消費量は下がり、エネルギーの節約に貢献しています。
ショールームには長年念願としていた、遠くからお越しいただいている皆様にくつろいでいただけるカフェスペースも併設しました。ウッドデッキ越しにはのどかな田園風景が広がり、温かい木のぬくもりに包まれた店内は吹き抜けで開放感あふれる雄大な空間です。
製品を生み出している工房とは廊下を隔てて向かい合わせに配置されています。耳を澄ますと鞄を作っている音がこだましています。 「トン・ト・トン」かすかに響くこの音は、タンニンなめしの革製品を作っている工房ならではの音です。平日であれば、ガラス越しにのぞいていただくことも出来ます。
普段お客様に触れる機会の少ない工房のスタッフにとっては、お客様を身近に感じながら製品作りができる環境になりました。 作り手と使う方が直接話ができる環境はものづくりにはとても大事なこと。作ったものは最後まで責任を持つ気持ちが芽生えます。
北海道に来たらぜひ寄ってほしいお薦めのお店を紹介します。皆さんいたがきと長ーいお付き合いのある方々です。
先代の羽原さんは社長 板垣英三の一番弟子、今は後継者たちがものづくりに奮闘しています。品質は押しも押されぬピカイチで好評の定番品160番財布の生産基地です。
札幌から国道230号線を定山渓方面へ、川沿、藤野を過ぎて簾舞の信号を越してすぐの左手、《アイスの鉄人》さんが目印です。
いたがきの店舗の家具は昔から全てお任せしている創業当時からのお付き合いです。木と人のぬくもり溢れる家具がところ狭しと並んでいる倉庫は必見の価値あり。
札幌市営地下鉄東西線の白石駅から徒歩7分ぐらい。南郷通り東札幌2条5丁目交差点セイコーマート横を月寒方向に曲がって200m直進。右にトタンの建物がある角を右折して30m行った左手。
のどかな自然が四季に移ろう山里に位置する「アルテピアッツァ美唄」は廃校になった旧栄小学校の再生により開設された芸術文化交流施設、彫刻公園です。
道央自動車道利用で札幌JCTより35分、新千歳空港より60分 美唄IC下車、右折後、道道美唄炭山線を1.7km (約5分)
週末は全道各地はもちろん本州からのファンも多い、知る人ぞ知る老舗カレー屋です。
富良野駅前通り 旭川信金向かい
※建物は通りから奥まって立っています。
牛5000頭を保有する広大な牧場の景観と隣接したレストランのステーキが絶品です。
美瑛駅からのマップは下記ホームページをご覧ください。