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鞄いたがき こぼれ話

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  • 2009
  • 06/28
  • 9:47AM

特注品

先週の週末、麻布十番店でオーダー受注会を行いました。定番品にはないサイズやペットボトル用のポケットを付けるなど、いたがきの製品を使ったことのある方のプラスαの小さなご希望にはお応えしていきたいと思います。定番品の型を使える仕様や似たような製品を作るときに一緒に作るなどして、組み合わせることで価格を通常の特注品より抑えることも可能ですが、100%ご希望をお聞きする特注になると、職人一人が鞄1本を型紙裁ちから完成まで1週間から10日はかかりますので、最低でも通常価格の3倍にはなってしまいます。またほかのお店で作られているものと同じもの、ケリータイプの鞄などをご希望されるケースもありますが、真似をすることは本意ではないのでご容赦いただいています。一人のお客様の希望から生まれた鞄が製品化されることもあり、製品について作り手と使い手がコミュニケーションを交わすことができるオーダー受注会、これからは各お店で年に2回ぐらい企画したいと思います。

投稿者:板垣 江美

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  • 2009
  • 06/21
  • 8:40AM

適正年齢?

先週の投稿に続き、職について考えてみたいと思います。1950年以前は徒弟制度という基盤の中で、私の父のように15歳から丁稚奉公を始めることができました。今はその時期、学校で勉強することに重きがおかれ、職を考える、職に触れる機会が少なく、先の学校に行くことが目的になってしまっているケースが多いように思いますが、7歳で学ぶことを始め、10歳で学ぶことに慣れ、競争意識も芽生える。個人差はありますが、12歳ぐらいから身体も大人になる準備を始め、15,6歳で思春期を迎える。この思春期という時期は、それまでの家族や親の行動を中心に成り立つ守られた環境から抜け出し、自分の意志や行動を通じて外部の人に触れていく、その中で自己防衛本能に気づいたり、自分自身を見つめるきっかけを得る、自己啓発のスタートラインに立つ大切な時期です。この時期に自分の力で生計を立てることを身体で学ぶことが、バランスよく大人になる準備になると思います。

投稿者:板垣 江美

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  • 2009
  • 06/20
  • 9:22AM

麻布十番店でお待ちしています!

おはようございます! 今日は6月20日(土)、弊社社長の板垣英三が久しぶりに麻布十番店に終日つめています。空模様も1日良好のようです。お時間ございましたらぜひお越しくださいませ。スタッフと共にお待ちいたしております。

投稿者:板垣 江美

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  • 2009
  • 06/14
  • 8:16PM

丁稚奉公

丁稚奉公というと懐かしい響きがする言葉になってしまい、どの業種でも丁稚奉公を経験した現役は今はもうわずかで、経験者の話が聞ける機会は少ないのですが、物作りに関わっていると15歳から職を学ぶということは心身ともに理想的な年齢ではないかと思います。いたがきの中では社長との雑談や朝礼の中で、当時の話を聞く機会があります。初めの3ヶ月は親方とは全く口を聞いてもらえなかったこと、鞄作りというよりはお掃除、洗濯、仕事場の準備等、現場の秩序や順序をまず体に叩き込まれる。待っていても手取り足取り教えてくれるわけではない、全てがわからず辛いことだらけ、でもそうして仕事をいただけた時にはものすごく嬉しくて、必死でやったそうです。職は与えてもらうものではなく自らが克ち得るということを15歳の若さで体得する。大人になるスタート地点に立った年齢だからこそできる、また独り立ちする準備として克服しなければならない、話を聞いていると丁稚奉公という経験が神聖な儀式のように思えてきます。 …次回に続く

投稿者:板垣 江美

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  • 2009
  • 06/07
  • 6:22PM

JR北斗星グッズ

東京のJR上野駅と札幌駅を結んでいる夜行寝台特急「北斗星」をご存知でしょうか?20年ほど前の青函トンネル開通と同時にデビューした知る人ぞ知るブルーの車体の寝台列車で、ロイヤル(A寝台1人用個室)、ツインデラックス(A寝台2人用個室)、デュエット(B個室・2人用)、ソロ(B個室・1人用)と個室があり、その個室のルームキーをいたがきで制作しています。当時乗車の記念に購入希望が殺到し、列車の中でのみ販売する北斗星グッズが生まれ、その中のオリジナルキーホルダー2種類と小銭入れもいたがきで作らせていただいています。当時からずーと車掌さんが販売されていて、数に限りもあり、息の長ーい人気商品になっています。ブルートレイン「北斗星」でロマンティックな気分を味わいながら、一度夏の北海道へいらしてみませんか…? 詳しくはJR北海道北斗星www.jrhokkaido.co.jp/train/tr017_01.html グッズについてはwww.hokutosei.net/html/をご覧ください。

投稿者:板垣 江美

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