※このブログは2022年1月までのアーカイブです。新ブログはこちら

直営店便り

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  • 2022
  • 01/01
  • 12:00AM

新年のご挨拶

新年明けましておめでとうございます。

新しく始まる一年が皆様にとってご健勝で幸多き年になりますよう、心よりお祈り申し上げます。

コロナ禍で3年目を迎えるということに驚きは隠せませんが、新しい変異株に脅かされているとは言え、感染予防にも対応できている自分に対して、安心感が芽生えているのも事実ではないでしょうか。

山があるから登る、目標があるから頑張る、問題があるから解決する。

それは私たち人間の本質でもあると思いますので、日々の生活を営む中で、できるだけ医療の力に頼らず身体を大事にして過ごし、少しでも強い体質になっていくように努め、家族の笑顔や季節の美しさに喜びと感動をもらって明日を生き抜く力にし、世の中が少しずつ良くなっていくように、毎日精進していくことがとても大切だと改めて気付かされてたように感じています。

いたがきは令和4年2022年に創業40周年を迎えます。

創業し立ての頃に生みの喜びと苦しみを味わい、ひたすら前を向いてタンニンなめしの革の良さ、ものづくりの文化、それを支える職人技と気質を守ることを貫いてきました。その中でいただいた多くの方々とのご縁が数々の山坂を超える力となり、先に繋がる道標をいただいて今があるように思います。

創業37年の年、3年前に創業者 板垣英三は帰らぬ人となりましたが、思い伝え続けてきたいたがきのあるべき姿はものづくりの現場や製品に、そして私たちの中にも生き続けています。

変わり続ける世の中で、企業として存続し続けるために市場のニーズにも応えながら、肝心な本質は変えずに守り続けていくことで、創業したことへの感謝の気持ちとして、これから10年後の50周年を目指しながら、お客様に喜ばれるものづくりとそれを支える職人の育成に精進して参ります。

今年は多くの皆様に北海道赤平までお越しいただけますようお待ち申し上げています。

変わらぬご愛顧のほど心よりお願い申し上げます。

株式会社 いたがき

代表取締役社長 板垣江美

投稿者:京都御池店

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  • 2021
  • 01/01
  • 9:00AM

新年のご挨拶

新年明けましておめでとうございます。

初日の出と共に新しく迎えたこの年が、皆様にとって良い年になるよう、心からお祈り申し上げます。

昨年は辛く厳しい状況が続いて、悲しみや寂しさを味わった方もたくさんいらっしゃったと思います。そして絶望の中で、信じる心の強さを試されたような一年でもありました。誰も経験したことのない未曾有の事態で、まだ先の見えない不安は続いていますが、いつか終息を迎える未来に目を向け、少しでも意義のある時間を過ごしたいと思います。

コロナ禍の日々を振り返ると、何をどうすれば良いのか分からない、動きたくても動けない時期もありました。しかし考える時間を得られたことで、不思議と今まで目を向けられていなかった、大切な事に気づく瞬間も多くありました。赤平という土地、そして全国の直営店に足繁く通って下さるお客様に励まされ、何とか前へ進もうとしたこの一年、支えて下さった全ての皆様に心より感謝を申し上げます。

そして本来なら東京オンリンピック・パラリンピックが開催され、象徴的な年となるはずだった2020年。世界中から訪れた人々と賑やかに交流し、日本の文化や芸術にもたくさん触れてもらえたはずでした。延期とされたこのスポーツの祭典が本当に開催できるかまだ分かりませんが、これまでモチベーションを保ち続け、厳しい環境で練習を重ねてきた選手やそれを支える組織、周囲の人々の思いを考えるとやり切れない気持ちにもなります。もし今年日本でオリンピックが開催されるとすれば、どのような形であったとしても、世界が前向きに進むきっかけになって欲しいと願います。

今ではもう遠い昔のように感じる世界との交流ですが、創業者 板垣英三のエピソードで印象深いものに、海外から日本へ来た方に会えば必ず新幹線に乗ることを勧めていた話があります。

「(東海道)新幹線はすごいんですよ、きれいな富士山が見られるんですから。」日本でぜひ富士山を見て欲しい、美しい富士山はみんなに感動と元気をくれるから、と誰にでも嬉しそうに話す笑顔が思い返されます。

板垣英三は北海道から離れて両親と一緒に富士山の麓で静かに眠っています。

穏やかに力強く佇む雄大な富士山をご覧になる機会があれば、板垣英三の笑顔や言葉をそっと思い出していただければ幸いです。

人とのご縁を何よりも大切にした事を忘れず、私達が何かを始めようとする時には心の中で対話をし、創業者が考えるであろう事を叶えられるように今年も一層、精進して参ります。

どうか今後とも変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。

令和三年元日

株式会社 いたがき

代表取締役社長 板垣江美

投稿者:京都御池店

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  • 2020
  • 05/26
  • 10:58AM

ようこそ赤平本店へ

いたがき赤平本店の今の様子を動画でご紹介いたします。

赤平市にもいよいよ花の季節が訪れました。

北海道では桜とその他の花も一斉に咲き出し、短い春を謳歌しています。

桜が散ると、今度は緑の美しい季節、夏へと向かいます。

鞄いたがき赤平本店

営業時間:10時~17時
TEL:0125-32-0525

現在通常通り営業しております。ぜひお立ち寄りくださいませ。

店舗詳細ページ
https://www.itagaki.co.jp/shops/honten.html

投稿者:企画部

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  • 2020
  • 01/01
  • 9:00AM

新年のご挨拶

新しい元号の令和2年が始まりました。

本年が皆様にとって幸多き1年になりますよう心よりお祈り申し上げます。

今年はいよいよ56年ぶりに東京オリンピックが開催されます。

時間は向かうときには長く感じますが、過ぎてみると本当に早いものですね。

昨年はラクビーのワールドカップで善戦し、オリンピックへの前哨戦としても

日本中が盛り上がった年でした。世界に向けて大きく日本をアピールするように

国産の材料が使われた新国立競技場も完成し、開会式まで余念のない準備が

進められて行くことでしょう。

出場権を勝ち取った選手たちの活躍とオリンピックの成功を祈りながら、

晴れの舞台を期待を込めて楽しみたいと思います。

いたがきでも東京オリンピックにちなんで、栃木レザーの赤の革で日の丸タグや

限定品の制作を予定しておりますので、こちらもどうぞ楽しみにお待ちください。

一方、札幌での開催が決まったマラソンは、地球温暖化による気温の上昇が

その理由となっています。

近年は様々な気候変動による大規模な自然災害が私たちの脅威となり、

便利な世の中で生きていることの恩恵や弱さに気づかされることが多くなりました。

温暖化対策のためにできることにも意識を傾けながら、

小さな行いを積み重ねていく1年にしたいと考えております。

変化の多い時代にあっても、創業者が長い時間をかけて守り育んできた

タンニンなめしの革の良さと、ものづくりの精神を大切に、太く長く次世代に繋げていく術を

模索しながら、よりお客様に喜んでもらえるものづくりに精進して参ります。

今後とも末永くご愛顧賜りますよう、お願い申し上げます。

令和2年 元旦

株式会社いたがき

社長 板垣 江美

投稿者:京都御池店

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  • 2018
  • 01/01
  • 9:00AM

新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。

謹んで皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。

今年は平昌冬季オリンピック開催の年ですね。

若きアスリートたちが今までの練習の成果を思う存分に発揮し、

氷上を駆け抜け舞うその姿を楽しみに開催を心待ちにしています。

越えられない壁の先へ、自分の持つ力をふり絞って世界に挑む姿は、

私たちに大きな感動と未来への可能性、そして勇気を与えてくれます。

戦う若者たちへ感謝の思いと精一杯の声援を送りたいと思います。

時間が過ぎていくのは本当に早いもの。「10年ひと昔」といいますが、

技術の進化と共にその10年前を忘れてしまうほど世の中の変化は大きく、

知らず知らずのうちに時代の波に流されてしまいがちです。

新しい年を迎えるにあたり、一年のささやかな幸せと健康を祈ると共に、

過去を振り返り、未来を見据えて、心落ち着かせた一歩を踏み出したいものです。

弊社はここ数年で10代から80代までが集う大所帯になりつつあります。

やはり世代ごとに考え方が違い、戸惑ったり遠慮したりと大変なこともありますが、

老いも若きも身近にいてお互いがプラスマイナスの経験をすることで

日々刺激を受け、学習し合える環境が少しずつですが自然に整えられてきました。

「ものをつくる」という行いが「人と人が触れ合うことで生まれる摩擦を自分達の力に変える」

発電機となり、製品も人も成長させる糧として精進して参りたいと思います。

これからも皆様の変わらぬご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。

平成30年 元旦

株式会社いたがき

二代目社長 板垣 江美

投稿者:京都御池店

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  • 2017
  • 10/02
  • 9:00AM

いたがき創業35周年に寄せて

弊社は2017年10月2日にお陰様で、創業35周年を迎えます。

これもひとえに皆様のご支援ご愛顧の賜物と心より感謝申し上げます。満35歳は人で言えば、心身ともに脂が乗っている成長期にあたります。今まで培ってきた技術と、新しい世の中のニーズを見極める目をもって、これからも質の良いタンニンなめしの革製品を作り続けたいと思います。

35年を振り返ってみると、実に様々な出来事や変化がありました。創業当時のことを思うと、未だに「鞄いたがき」が存在し得ていることに驚くばかりで、これまで陰ながら弊社を支えてくださった多くの方々への感謝の念に堪えません。

当時から一貫してタンニンなめしの革の良さを世の中に広め、お手入れの重要さと長く親しんでいただける素材であることをお伝えして参りましたが、年を重ねるたびに多くのお客様が理解を深めて大切にご愛用いただいていることに、この場をお借りして御礼申し上げる次第です。

創業者 板垣英三が35年前に家族と共に起こした小さな会社は、今では80数名の従業員たちが働き、家庭内職や協力工場に従事する50名に上る作り手たちが意を共にし、一人一人がいたがきを動かす歯車となって毎日の業務に従事しています。

自分の信じる道を歩むために勇気を出して起業した創業者自身が、これほど多くの人たちがこの仕事を糧に生活を営み、家族を養って人生を送っていることに一番喜びを感じていると思います。

創業者の思いである技術の伝承と作り手と使い手の想いが通じ合うように、これからも40年、50年に向けて、いたがきのあるべき姿を忘れずにものづくりに専念し続けて参ります。

これからも末永くご愛顧賜りますようどうぞよろしくお願い申し上げます。

平成29年 10月2日

株式会社いたがき

2代目社長 板垣 江美

投稿者:京都御池店

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  • 2017
  • 01/01
  • 9:00AM

2017年 新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。

謹んで皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。

いたがきはタンニンなめしの革製品を北海道赤平で作り始めて今年で35年目を迎えます。

創業当時はタンニンなめしの革の良さを知る人はとても少なく、まずは使ってもらい、

その良さを納得していただくのに長い年月がかかりました。

お客様に革を知っていただくことと同時に、ものづくりの仕事を覚えてもらう”人育て”もいたがきにとって大事な行いでした。

地元の方にも支えていただき、全国で販売する機会を与えていただきながら

じっくりと時間をかけ、ようやく”今”へと繋がりました。

創業当時と現在では北海道はもちろん、世界的にもあらゆる面で大きな変化を遂げており、振り返ってみると、いつも時代に引っ張ってもらい、その流れの中に自分達がいたことを実感いたします。

いたがきの今一番の課題である、未来へ繋がる若い作り手を育てていく事ももちろんですが、それぞれの成長に合わせながら時代のニーズもキャッチして、皆様”使うプロ”のためのものづくりをいつも目標に、これからも変わらず日々精進して参りたいと思います。

これからもどうぞ皆様のご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。

平成29年 元旦

株式会社いたがき

二代目社長 板垣 江美

投稿者:京都御池店

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  • 2016
  • 03/26
  • 9:00AM

北海道新幹線開業記念・JR北海道といたがきのお話

<北海道に新幹線を>

2016年3月26日。いよいよ本日、北海道新幹線が開業します。

新青森駅から青函トンネルを通って新函館北斗駅まで。本州と北海道を初めてつなぐ新幹線となります。

北海道新幹線は今から43年前の昭和48年に整備計画が出され、調査や検討を重ねて平成17年にようやく工事が着工されました。

北海道新幹線には、はじめから大きな“壁”がありました。在来線と共用の3本レール、トンネル内の風圧、厳冬期の雪や氷など様々な“強敵”と闘いながら、安全確認や試験走行が繰り返され、一つ一つをクリアする為には、日々多くの人の大変な努力があったと思います。「-北海道に新幹線を-。」そう願った人たちの大きな夢を乗せて、ついに北海道新幹線は走り出します。

<北海道新幹線×いたがき・コラボ商品>

北海道新幹線グッズ

いたがきでは地元北海道の企業として、新幹線とのコラボ商品を製作しています。H5系のロゴを型押したコースター、新幹線初のファーストクラスとして注目の最上級席「グランクラス」のシートと同じ白い革を使ったパスケース・IDケース・マウスパッドなど4種類です。この商品はいたがきでは販売しておらず、JR北海道・札幌~函館間を運行している「スーパー北斗」の車内、またはJR北海道の通販でのみお買い上げいただけます。

※詳しくはJR北海道・客室乗務員センター(TEL/ 011-261-6819)までお問い合わせください。

<北斗星から始まった不思議な縁>

最後にいたがきが北海道新幹線とコラボ商品を作るまでの不思議なご縁のお話をします。昭和63年、青函トンネル開通と同時にデビューしたブルートレイン「北斗星」をご存知でしょうか。それは上野駅から札幌駅まで約1,200kmを結ぶ日本初の豪華寝台特急でした。北海道新幹線の開業と入れ替わりに2015年8月22日、たくさんのファンに惜しまれつつ27年半の歴史に幕を閉じました。

その北斗星が開業する時、こんな話が舞い込んで来ました。「客室のルームキーを革で作れないか」。当時のいたがきは今のように立派な工房も無く、ほんの数人が鞄を作る小さな会社で、数ある製作候補のひとつに過ぎませんでした。その後、まるで糸を紡ぐように不思議なご縁をたどって、正式にルームキーを作る事となります。

ある時、北斗星のロイヤルに宿泊している男性客が「この革のルームキーを旅の思い出に譲ってくれないか。」とたずねたそうです。もちろん列車の用度品ですから「非売品でお売りすることは出来ません。」と車掌は答えました。ところが、その男性は客室に一万円を置いてルームキーを持って帰ってしまったそうです。実は前から売って欲しいという声が多数寄せられており、このハプニングをきっかけに、北斗星の乗車記念のグッズを作って車内販売する事が決まりました。

以降、北斗星が役目を終えるまでの27年間、ルームキーとともに乗車記念の品もずっといたがきで作られていました。

(※北斗星グッズは現在、生産・販売とも終了しています。)

当時の北斗星乗車記念グッズ

赤平の小さな会社が一歩前進するきっかけとなった北斗星。それを繋いでくれたのは、当時JR北海道の営業本部長をされていた方でした。その方は北海道を盛り上げたいと、たくさんの地元企業を支援され、いたがきの事も長きに渡り応援して下さいました。お亡くなりになった後もその方の意志を継ぐ人たちによって、北海道新幹線のコラボ商品へと、ご縁が繋がりました。

「いたがきのおやじさんは良いものを作ってくれる。」英三会長を親しげにそう呼んで、いたがきのものづくりを応援して下さいました。分け隔てない優しい笑顔、北海道への深い愛情とその高い志を私たちは忘れません。

新幹線開業の晴れの日を節目に、ふと過去から続く不思議なご縁を思い起こしました。

北斗星から新幹線へ。進化する北海道とともに、これからも皆様へ良い製品をお届けする為、気持ちを新たに前進して参ります。今後とも鞄いたがきをご愛顧いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

投稿者:京都御池店

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  • 2016
  • 01/01
  • 9:00AM

2016年 新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。

謹んで皆様のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

人一人の成長や世の中の移り変わりを考えると、その一年一年に

少なからず意味があり、振り返って考え、未来に向かて目標を掲げ

毎日を繰り返す中で、時に発見したり、偶然の出会いがきっかけになり

刺激をいただき思いを巡らして、一歩一歩前進していくものだと思います。

ただその過程を自分の中だけで処理してしまうと、かかる時間の長さ故

いつしか翻弄されて、先が見えなくなってしまうこともよくある事でしょう。

自由という柵のない選択ができる今の時代、選べることに舞い上がり

選択したことの責任や継続することの義務を軽視してしまいがちです。

思うよりも人生は短く、その年その年毎に前進するための意味があるので

何も分からず社会に飛び出した若者が、初心を貫いて続けていけるよう

社会、会社、学校、家族はレールのような存在になるべきと思います。

想像を超える幾多の苦難を乗り越え、青函トンセルが開通して28年

昨年勇退したブルートレイン北斗星に代わり、今年2016年はいよいよ

北海道に新幹線が開通する記念すべき年になります。

鉄道が敷かれることで人の生活が活性化されてきたように、人の人生も

一つの道を長く続けていくことで、見えないキャリアがいつしか自信となり

成長を支えるものだと思いますので、人から人へ、世代で役割を分担して

見えないものにこそ敬意を払えるように若者を育んでいきたいと思います。

いたがきの製品をご愛顧くださる皆様からも、温かく、そして時には厳しく

いたがき若手スタッフを見守って下さいますよう心よりお願い申し上げます。

平成28年 元旦

株式会社いたがき

二代目社長 板垣 江美

投稿者:板垣 江美

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  • 2011
  • 10/03
  • 6:21PM

<赤平の社窓から>2011年10月

赤平は2〜3日前から急に冷え込んできて、今朝、早くも初雪が降りました。

これは観測史上2番目に早いそうです。

昼過ぎには融けてしまいましたが、冬はもうすぐそこまで来ているようです。

投稿者:企画部

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